川口オートのSG「第40回オールスター・オートレース」は29日、最終日を迎え、12Rで優勝戦が行われる。

 4日目(28日)の9R準決勝戦では佐藤摩弥(28=川口)が1着で優勝戦進出を決め、レース後は「地元・川口で優勝戦に乗れて良かった」と笑みを浮かべた。

 レースは2着になった同期の春本綾斗(30=山陽)が「とんでもないところから飛んできた」と驚くほどの見事なスタートを決めて1角先手を取ると、そのままピッチを上げて逃げ切った。「熱走路で追いになると厳しい。絶対にスタートは行ってやろうと思っていた」。思い描いていた通りのレース運びでの勝利だった。

 S1レーサーの青山周平(36=伊勢崎)、鈴木圭一郎(26=浜松)ら強豪が揃った優勝戦。厳しい戦いになるのは確実だが臆してはいられない。「準決勝戦のようなスタートを決めて、昨年の決勝みたいに見せ場をつくりたい」と、自身SG初制覇に向け、目を輝かせた。