元東京地検特捜部副部長の若狭勝弁護士と、ソウル五輪競泳背泳ぎ金メダリストで日本水泳連盟会長の鈴木大地氏が8日、「めざまし8」(フジテレビ系)に出演し、北朝鮮が核実験を実施するとの情報について言及した。

 米国務省のプライス報道官が「北朝鮮による核実験が数日以内に強行される恐れがある」として懸念を表明。弾道ミサイルの発射を繰り返す北朝鮮に対し、防衛省は「日本海で戦闘機による日米共同訓練を実施した。日米の強い意志と緊密な連携を内外に示す」と発表し、北朝鮮をけん制した。

 若狭氏は「北朝鮮が核実験をやる可能性は高いと思うんですけど、韓国と米国が共同訓練し、日本と米国が共同訓練した。韓国の大統領が尹錫悦氏に代わりましたよね。だから今までのスタンスと立ち位置が変わってきていると思う。今度は韓国と日本が共同訓練するということになるとまた新しいステージに入ってくると思う」と指摘。

 一方で「北朝鮮を追い込んでいくと、いろんなことを仕掛けてくる。必ずしもこちらが共同戦線を張って北朝鮮を封じ込めるばかりだと、北朝鮮は簡単には下がらない。米のトランプ前大統領がやったように硬軟合わせて北朝鮮をうまく持って行かないとこの動きというのがエスカレートしてしまうのではないかと危惧しています」と独自の視点で語った。

 鈴木氏も「私たち日本は隣国であって重要に受け止めなければならない。今、国防費にいくら使うか議論がされてますけど、国としては一番大事なところかなと思う。経済活動とかありますけど、それができるのもまず安全に暮らしていけることがあってのことですので、目をとがらせて見ていきたいと思います」と北朝鮮の動きを警戒した。