20日放送の「サンデー・ジャポン」(TBS系)にタレントで元衆院議員の杉村太蔵(42)が出演し、23日に国会で予定されているウクライナのゼレンスキー大統領の生中継演説の開催に懸念を示した。

 ロシアによるウクライナ侵攻後、徹底抗戦しているゼレンスキー大統領はプーチン大統領やロシアの暴挙を国際世論に訴えるためにアメリカやドイツなどの議会で演説を行っている。日本でも23日午後6時から生中継によるリモート演説が国会内で行われることになった。

 杉村は「ウクライナかわいそう、頑張れという世論になっていて、国会でオンラインで演説する。冷静に考えないといけないのは、G7と協調して、経済制裁するのも一つだが、ロシアはG7で日本が一番近い国。アジアの中の日本、世界の中の日本と考えた場合、片方の国に加担するのは日本の外交として正しいのか。インドのように徹底して、中立という立場を持つのも必要なんじゃないか」と意見した。

 これに爆笑問題の太田光(56)は「僕もそう思うが、なかなか言いにくい空気になっている」と返した。すると杉村は「ウクライナは気の毒で、プーチンは悪いのは間違いないが、戦争をやっている両国。片方に加担するのは…」と釈然としない様子だった。

 太田は「圧倒的な正義はないということ。プーチンは悪だが、プーチンの中でも彼の正義がある。彼が信じている正義はなんなのか。もうちょっと検証すべき」と結んだ。