元総務相で経済学者の竹中平蔵氏のあるツイートが〝ブーメラン〟となってしまっている。

 20日、経団連の十倉雅和会長が当初出席要請されていた東京五輪開会式の相次いで欠席を表明。経済同友会の桜田謙悟代表幹事、日本商工会議所の三村明夫会頭も欠席する予定で、経済3団体のトップが見合わせる形になる。

 竹中氏は22日に自身のツイッターで「かつて『日和見主義』という言葉が使われた。自分は関わりたくない、見て見ぬふりをするという意味」とした上で「経済3団体のトップが五輪開会式に出ないのは納得できない。経済界を代表して、世界に歓迎の意を表するべきだ。騒がしいネット世論を気にした日和見主義ではないか! せっかくの五輪を盛り下げている」と強い口調で非難した。

 一方で竹中氏が会長を務め、五輪スポンサーのパソナグループもトヨタ自動車やパナソニックなどと並び幹部の開会式欠席を表明済み。同氏のツイートにネット民からは「お宅の会社は?」「パソナも日和見主義なのか」「五輪を盛り下げてますね!」とツッコミが相次いだ。