元2ちゃんねる管理人で実業家のひろゆき氏(44)と、脳科学者の茂木健一郎氏(58)が4日、ニュース番組「変わる報道番組#アベプラ」(ABEMA TV)に出演。新型コロナウイルス対策分科会の尾身茂会長(71)の発言について舌戦を繰り広げた。

 番組では尾身会長が東京五輪ついて「こういうパンデミックでやるのが普通ではない」などと警鐘を鳴らしたニュースが取り上げられた。

 これに茂木氏が「ひろゆきにも聞きたいんだけど、僕は尾身先生の評価は極めて低い。PCR検査の拡充とかワクチンの接種とかベッド数の拡充とか、技術的にできることを全然やってないから。日本は諸外国に比べたら幸いにもこの程度で済んでるけど、この程度で医療崩壊とかいう状態を作ってるのは尾身さん」と苦言。

 するとひろゆき氏は「そこ誤解だと思います。尾身さんは政治家でもないし、厚労省の官僚でもないので決定権はないじゃないですか」と反論した。

 それでも茂木氏は「尾身さんがいつも言うのは行動変容のことだけ」「実効的なことをやらないと意味ない。行動変容って意味ないんですよ、はっきり言って。いろんな人がいるんだから。例えばお酒飲んでる人が悪いとかそういう空気を作ってるのは、尾身先生の責任はかなり大きい」と一歩もひかず。

 ひろゆき氏も「間違ってますよ。茂木さんの言ってることが正しいってなっちゃうと、本当に権限があって変えられる人が責められないで、権限のない尾身さんだけが責められる状態になる」「責めるべきは厚生省の大臣だと思いますよ。大臣は権限があって変えられるんですよ。今、茂木さんから『厚生大臣が悪い』って一言も出てないじゃないですか。ただメディアに向かってしゃべることしかできない尾身先生を『悪い』って言うのはおかしくないっすか?」と猛反論した。