千葉県知事選(21日投開票)のNHK分の政見放送で10日、ベーシックインカム党の後藤輝樹氏(38)や「ワクチン打つな」と訴える国民主権党の平塚正幸氏(39)ら4人の候補者が登場した。

 後藤氏といえば、過去の選挙での政見放送で、放送禁止となりかねないワードを連呼すれば、上半身裸のオムツ姿で政策を訴えてきた〝革命家〟。今回は「脱いでいない」と宣言しただけで、内容は謎に包まれていたが、直前になって「テーマは愛」とようやく一部を明かしていた。

 その内容は「ちなつさん」への愛の告白だった。経歴紹介で「彼女とのなれそめは昨年の都知事選」のナレーションから始まると、後藤氏は「ちなつさん大好きです」と切り出し、「きれいなところ」「まじめなところ」「人の痛みがわかるところ」「別れた彼氏の悪口を言わないところ」と好きな理由を次々と列挙してみせた。

 最後に「僕は死んでもかまいません。あなたを幸せにできないなら自決します。結婚してください」とプロポーズしてみせた。

 ただ、政見放送での公開プロポーズは前日、無所属で医師の加藤健一郎氏(71)が小池百合子都知事(68)に「夢は当選して、小池氏と結婚する」と仰天告白し、話題となったばかり。後藤氏も予想だにしなかったであろう〝ネタかぶり〟となってしまった。