秋元康氏が手掛ける女性アイドルグループ「ラストアイドル」がタイで誕生することが29日、分かった。

「ラストアイドル」とは、48グループや乃木坂46ら坂道シリーズの総合プロデューサーを務める秋元氏が企画し、2017年8月に放送されたテレビ朝日系のオーディション番組から誕生。同年12月にデビューし、これまで9枚をシングルをリリースしている。

 同オーディション番組は従来のアイドルオーディションとは異なる特徴を持ち、デビュー曲、衣装、振り付けなどはあらかじめ準備され、7人の暫定メンバーを選出。デビュー曲発売直前まで、番組中のパフォーマンスバトルによりメンバーの入れ替えを行い、最終的にメンバーを決める。

 タイで来年春放送開始予定のオーディション番組「Last Idol Thailand」でもこうした方式を踏襲。毎週1人登場する挑戦者が、暫定メンバー7人のうち1人を指名して、歌や踊りを基本とした1対1のパフォーマンス対決を実施する。

 この入れ替えバトルにおいて挑戦者が勝てば、暫定メンバーに〝加入〟し、敗者は〝脱退〟。これを繰り返し、最終的に勝ち残ったメンバーがデビューを飾る。

 すでに番組に出演する初回暫定メンバー7人は、タイで10月から12月にかけて実施されたオーディションで決定。バンティタ サンタヤーロム(ニックネーム・トンナム=14歳)、チャダータン ダーングン(ニックネーム・マンムック=26歳)、スジンター ポーソム(ニックネーム・カノムワン=17歳)、ホンヨック グアンパディット(ニックネーム・ホンヨック=16歳)、プンナサー トンウィチャー(ニックネーム・シーモン=14歳)、パンニパ ウォンサシャイ(ニックネーム・ゲー=19歳)、スダーラット ウォングラム(ニックネーム・ターン=24歳)のが暫定メンバーとなる。

 今後、ラストアイドルの姉妹グループ「ラストアイドル タイランド」と〝本家〟ラストアイドルとのコラボなどさまざまな展開がありそうだ。