タレント坂上忍(53)の暴露トークが話題となっている。
坂上は先月27日放送のフジテレビ系「ダウンタウンなう」で〝ナルシスト俳優〟に言及。ゲストの矢田亜希子が、鏡ばかり見てる俳優が多いことを明かし「逆に女優の方が見ない」と話すと、ダウンタウンの浜田雅功が「忍も(鏡ばっかり)見てる人(俳優)いっぱい知ってる?」と質問した。
これに坂上は「います」と即答。「最高峰は〇〇」と俳優Mの名前を挙げた。放送ではピー音が被せられていたが、坂上は驚くダウンタウンを横目に「もう髪の毛1本、1本ですよ」と、Mの強いこだわりを明かした。
放送後、ネット上では〝犯人探し〟が過熱。消化不良の放送内容に不満の声も上がった。
そこで本紙が追跡したところ、あるテレビ関係者がこうつぶやいた。
「Mでしょ!? これ、もう1人しかいませんよ(笑い)」
その男の名前は甘いマスクで人気のベテラン俳優・村上弘明(63)だ。1979年に「仮面ライダー(スカイライダー)」でデビューし、その後は時代劇「必殺仕事人」シリーズやNHK大河ドラマの常連として活躍。87年には映画「極道の妻たちⅡ」での演技が評価され、日本アカデミー賞で優秀助演男優賞も受賞している。
村上を知る芸能関係者が明かす。
「刑事モノなんかで喫茶店のシーンがあるとするじゃないですか。コーヒーを飲み終えた村上さんが『さて、行くか』と席を立つ芝居でも、顔面どアップ&3秒カメラ目線なんですよ(笑い)。そんな刑事います?」
カットがかかれば、すぐにモニターチェック。顔の角度や表情が気に入らないと、テイクツーを要求するという。
他方でそれはストイックに自分を磨き上げてきた証でもある。台本を覚えて来ない者や、二日酔いで現場に来る若手俳優が増える中、村上は役作りに余念がない。還暦を過ぎてもなお、驚異的な若々しさを保っている。
「スタイル抜群ですし、清潔感がある。今でも女性ファンが減らないのは、日々の努力の賜物でしょう」(前出テレビ関係者)
村上の演技にがぜん注目が集まる――。