【現役放送作家X氏の芸能界マル秘ウラ話】ネプチューンの“ホリケン”こと堀内健はATMから出てきたときに、女子高生に「あ、ホリケンってお金下ろせるんだ」と言われたことがあるらしい。エキセントリックな芸風から、世間は彼をそんなふうに思っているのだが、実際はそうでもなく、その真逆らしい。

 土田晃之は「『ネプリーグ』を見てもらったら分かる通り、堀内健はね、本当、勉強とかスゴいできるんですから。だって、ご両親がお堅い(教師)ですからね」と言い「ネタを考えてるのは、堀内健だって知った時に、やっぱスゴいなって。あとフレーズ力ね。ちょっと前、鬼越トマホークに『こんなキャラなのに、IPPONグランプリとか強いの恥ずかしいよ』って言われてたけど、たしかにそうで。このフレーズ力は昔からだから」とベタ褒めする。

「ボキャブラ天国」時代も「あの時に隣にいて、収録が休憩に入って、見てたらペラペラのティッシュに、ボールペンでなんか書いてて。『なに書いてんですか?』って言ったら『ネタ、ネタ。今、思いついたから』って。『こんなに破天荒で天才肌の感じだけど、実は努力家じゃん』って思った」と土田はうれしそうに振り返っている。

 明石家さんまもホリケンの真面目さを明かしている。毎月1回、ホリケンらと3人で飲む会があり、せっかくクラブに連れて行かれても、おねえちゃんには目もくれず、ひたすら質問攻めらしい。

「『お前らも若いおねえちゃんとかの、そういう店行かへんから、きれいどころとか行ったるわ』って。『ありがとうございます』って言うねんけど、行ったら行ったで、ノート持ってきてて、女の子に『君らは黙ってなさい。さんまさんに聞いてるから。さんまさん、小学校の時に…』って。で、延々としゃべって。なんか俺の一生を聞きたいみたいで 『もう、中止や、こんなことばっかり』って。『そんな飲んでワーワー言うより、聞きたいんですよ、僕たちは』って言うて」と驚きの裏側を語る。

 そんな生真面目なホリケンだが、タモリに「お前、お笑い以外じゃ絶対ダメだぞ」と言われたことがある。本人も「俺もなんか実感してるところあるんですよ。いまごろ、お笑いやってなかったら生きてるか分からないし。もしかしたら刑務所にいるかもしれないし」と道が違っていたら、デンジャラスな人生が待っていたかもしれないと感じているようだ。

☆プロフィル=1967年、東京・神楽坂生まれ。23歳でラジオ番組で放送作家デビュー。PTAから苦情が絶えない某人気バラエティー番組やドラマの脚本を手掛ける。