浅草ロック座・斎藤恒久会長の告別式しめやかに 同劇場が“別格”な理由とは

2020年02月27日 17時00分

小向のストリップデビューは浅草ロック座だった

 20日に肝細胞がんのため72歳で亡くなった東京・浅草のストリップ劇場「ロック座」の斎藤恒久会長の告別式が26日、上野の寛永寺輪王殿でしめやかに営まれた。式場には浅草ロック座でストリッパーデビューした小向美奈子やゾマホン、ラモス瑠偉らが参列し、故人との別れを惜しんだ。

 浅草ロック座といえば2017年に死去した名誉会長の斎藤智恵子さんが有名。智恵子さんは勝新太郎さんやビートたけしら芸能界と交流があった。斎藤会長は智恵子さんの長男で、北野武監督の映画「座頭市」でプロデューサーを務めたこともあった。

 斎藤会長は智恵子さんが1973年にロック座会長になったときに社長に就任、05年に会長になった。時代の変遷とともに全国各地のストリップ劇場が姿を消していく中で、浅草ロック座は頂点に君臨し続けた。

 風俗情報誌「俺の旅」の生駒明編集長は「踊り子にとって、浅草ロック座の舞台に立つのは特別なことなんです。練習は厳しいですが、設備は日本一で、ステージは大きく広い。群舞といって集団で踊りを見せるのが浅草ロック座のウリです」と評価した。

 ストリップ界ではロック系と非ロック系という言葉があるくらいロック座の名前は大きい。

「特に浅草ロック座はミュージカルみたいにストーリー性があり、ただ脱ぐだけの場所ではないんです。ショービジネスなんですよ」(生駒氏)

 AV女優から転身した踊り子も多く、レベルが高い。

「どこもストリップ劇場は厳しいですが、浅草ロック座には女性客が来たりする。まだまだ安泰でしょう」(同)

 智恵子さんとともに斎藤会長もまた浅草ロック座を盛り上げてきた。