ロック歌手TOKMA 沢尻エリカ被告に“愛のメッセージ”「俺の歌を聴いて」

2019年12月12日 11時00分

田沢湖で開眼、沢尻被告に呼び掛けたTOKMA

 ミュージシャンのTOKMA(53)が、麻薬取締法違反で逮捕・起訴された沢尻エリカ被告(33)に熱いメッセージだ。アルバム「ソルフェジオ」(発売中)のPRのため10日、東京・江東区の東京スポーツ新聞社を訪れた。これまではロックミュージシャンとして攻撃的な歌を歌っていたが今は“愛の伝道師”へと変身したという。その上で、違法薬物10年以上のキャリアを持つ同被告に「ぜひ、オレの歌を聴いてよ」と呼びかけた――。

 TOKMAといえば、ロックミュージシャンながら、2012年9月、国有化されて間もない尖閣諸島に上陸し、沖縄県警に軽犯罪法違反容疑で逮捕(のちに不起訴)されるなど、破天荒な行動で世間の度肝を抜いたことで知られる。

 そんなロックンローラーが今回PRするアルバムは曲調がロックではない。それどころか「このアルバムは『愛』を意識して制作した。聴いていて心地よいと思える歌になっている」(TOKMA)。いったいどういうことなのか?

 きっかけは「田沢湖のほとりで、40日間、自分を見つめ直した」と語り始めたTOKMA。40日後、ある変化が訪れたという。

「最後の日にさ、田沢湖の湖面を見たら、すごくキラキラ輝いて見えてさ。ギターだけは持って来ていたから『このキラキラを歌にできないか』とギターを鳴らしたら、最悪の音が出てきたんだよ。これまでの自分はロックだったけど、それじゃないことに気づいた。昔の自分が鳴らしていた音が違うことに気づいたんだよ」

 これまでの「自分の音」に違和感を覚えたTOKMAが取り組んだのが「周波数」だった。いろいろ調べたところ、古代からある「ソルフェジオ周波数」という癒やし効果のある周波数にたどり着いたと力説する。

「ソルフェジオ周波数はジョン・レノンやマイケル・ジャクソンも使用していたんだって。2人とも最後は愛に生きた人。俺もこれだと思ってね。それで、もともとアルバム用に作っていた曲の周波数を変更したんだよね。それができるスタジオも探してさ。もちろん、新曲も作った。これまでの音は不安をあおる音。だからこそ特徴的で目立つし、音楽としては良かった。でも結局は自分をすり減らしていることに気づいたんだ」

 そんな思いから生まれた癒やしのアルバムを「ぜひ沢尻さんに聴いてほしい」と訴える。

「(沢尻の好きな)クラブ音楽ってのは、刺激的だよね。それにハマることで、自分を発散しているように感じるけど、実は逆なんだよ。ストレスは逆にたまっている。だから、満たされない。どんどんと刺激を求めていってしまう。オレがそうだったから、余計に分かるんだよ」

 最後に「結局は感謝。沢尻さんも、すべてが当たり前になってしまったんじゃないのかな? 周りがなんでも用意してくれる。自分では気づかなくなってしまう。『ありがとう』の気持ちが大事だよ」と締めくくった。

 6日に保釈された沢尻被告は、薬物治療のため現在都内の総合病院に入院中。家族や関係者に申し訳ない気持ちでいっぱいだとされる。だとすれば、TOKMAの音楽は今こそ同被告に届くに違いない。

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