「24時間テレビ」ジャニーズWEST・重岡 とっさの好判断もマイク使い回しで感染リスク増

2020年08月24日 06時15分

日本テレビ

 韓国の二の舞いにならなければいいが――。22~23日に放送された日本テレビ系「24時間テレビ43 愛は地球を救う」で、メインパーソナリティーの一人であるジャニーズWEST・重岡大毅(27)がマイクを使い回すシーンがあり、波紋を呼んでいる。新型コロナウイルス感染拡大防止にはカラオケ店などでマイクの使い回しを避けるべきとされ、韓国ではマイクの使い回しによる集団感染が発生した事例もあったことから、重岡らの行為を目の当たりにした日テレ関係者は皆、顔面蒼白になっている。

 生放送の「24時間テレビ」では毎年ハプニングがつきものだが、今年も起きた。問題のシーンは23日午11時50分ごろ。メインパーソナリティーのV6・井ノ原快彦らが会場の東京・両国国技館で、夏ソングのメドレーを歌っている最中だった。

 重岡がプリンセスプリンセスのヒット曲「世界でいちばん熱い夏」(1987年)を歌唱している最中、突然歌声が聞こえなくなった。ハンドマイクのトラブルと思われる。ジャニーズタレントが生放送で口パクしていなかったことが明らかになった一方、このままでは放送事故につながりかねない。

 すかさず、異変を察知した周囲のメインパーソナリティーが自分のハンドマイクを差し出し、重岡はNEWS・増田貴久から受け取って歌唱を続行。15秒ほど歌った。熱唱が終わると、増田にハンドマイクを返した。

 この一連のシーンに日テレ関係者は顔面蒼白になった。

「本来であれば、マイクトラブルをとっさの判断でカバーしたファインプレーです。でも、コロナ禍では飛沫をもろに浴びるマイクの使い回しは避けるのが望ましいとされています。マイクトラブルは予期せぬ事態だったので、他のマイクを差し出すのはやむを得なかったとは思いますが…」(同局関係者)

 たかがマイクの使い回しと侮るなかれ――。カラオケ店での感染拡大では複数の客が同じマイクを使い回したのが一因とされるケースもあった。日テレ関係者の間では、海外の集団感染の事例が持ち上がった。今月15日に韓国・ソウルで行われた文在寅政権に反対する集会だ。

 集会では、宗教団体の牧師がマスクを外してマイクを使って演説。マイクを消毒しないまま他の登壇者が使い回した。のちに牧師が新型コロナに感染。〝発生源〟にもなって宗教団体に関連する感染者が400人を超えるに至った。韓国国内では牧師が激しくバッシングされた。

「24時間テレビ」では万全の対策を敷いた。2億円超の経費をかけ、全出演者と全スタッフに複数回のPCR検査を実施したという(本紙既報)。放送を通して基本的にはマイクを使い回さないことはもちろん、ソーシャルディスタンスの確保など、慎重に慎重を重ねて番組を進めていた。そこまで危機感を強めたのも「万が一、番組で集団感染が起きたら…『24時間テレビ』は打ち切りです」(同)だからだ。

 音声トラブルの予兆はあった。前日22日に歌舞伎役者の市川海老蔵が両国国技館で、メインパーソナリティーのKing&Prince・岸優太を従えて歌舞伎を生披露したが、声が聞き取りづらいハプニングが発生。海老蔵は放送直後の22日夜、ブログで「音響トラブルがありましたが生物ゆえ致し方なし」と大人の態度を見せていた。

「新型コロナ対策としてスタッフの数を例年より絞っています。その影響で本番前の音声チェックが不十分で問題が次々と起きたようです」(同)

 今年の「24時間テレビ」はいつも以上にドタバタだった。何とか放送を乗り切り大団円を迎えたが、日テレ関係者は皆、「24時間テレビ」由来の感染者が発生しないよう祈っているという。