映画「KAPPEI カッペイ」が18日から全国公開される。名古屋で先日行われた試写会に参加したアイドルグループ「SKE48」の青海ひな乃(21)と赤堀君江(20)は抱腹絶倒シーン満載のラブバトルアクションに笑いっぱなし。「本当に面白くてこんなにハマるとは思いませんでした」(青海)「最初から最後まで楽しかったです」(赤堀)と大満足だった。

 この映画は「デトロイト・メタル・シティ」で知られる若杉公徳のギャグ漫画「KAPPEI」を実写化したもの。1999年7月に世界が滅亡するというノストラダムスの大予言を信じ、人里離れた地で殺人拳・無戒殺風拳の修行に人生を捧げてきた男・勝平を伊藤英明が演じる。また勝平が恋する女子大生・山瀬ハルには上白石萌歌がキャスティングされ、古田新太、小澤征悦、山本耕史ら個性的な面々が脇を固める。

 青海と赤堀が特に驚いたのが勝平役を演じた伊藤のぶっ飛んだ演技だ。「伊藤英明さんはドラマ『海猿』のかっこいい役が印象に残っていましたが、まさかギャグコメディーもされるとは…。でも自然と勝平の不器用ながらも純粋な恋を応援したくなりました」(青海)「あのカッコイイ声とセリフの内容とのギャップはすごくインパクトがありました」(赤堀)とこれまでとは異なる役柄に衝撃を受けたという。

 約2時間の上映時間中ずっと笑顔だった赤堀は「すごく面白くてコロナ禍のたいへんなことも忘れられる。今のこのご時世だからこそ見たい映画だと思います」。

 青海も「自然と笑顔になっちゃう映画でした。コロナの影響もあって最近は人と会うことも少なくなったけど1人で見に行っても楽しめます」と語った。