小倉ミッドナイト競輪(FII)は19日、後半7~9Rで争われる準決勝をメインに2日目が開催される。セミファイナル一番の激戦区になりそうなのが7R。初日特選シードの太田将成(24=宮城)が人気を集めるが、気力充実の115期の田上晃也(23=岡山)が殊勲打を見舞うシーンも十分ありそうだ。
 
 初戦の予選6Rは打鐘過ぎから内村泰三(47=山口)―山本拳也(30=高知)をつれて果敢な先行策で同型の吉竹尚城(27=静岡)と照屋将貴(25=沖縄)を手玉に取った。終始無風だった内村に最後は抜かれたが、3着の山本とともに中四国勢で表彰台を独占。「バックからはパコパコだったけど、ラインで決まってよかった」と笑顔で振り返った。田上の好ファイトに内村は「まくられる感じはしなかったし100点」と話せば、山本も「内を締めてついていくだけだった」と褒めたたえた。

 田上は小学5年まで北九州市小倉北区に住んでいたため、ここは“隠れ”地元バンク。今回が5回目の参戦になるが、チャレンジ時代の昨年6月には優勝の実績もあるように、やる気はいつも以上で「3割増し」のパワーが生み出されている。

 準決勝7R、後ろが同県の先輩でS下がりの守安政雄(42=岡山)だと知ると「ヨシ、ヨシ、ヨシ」と何度もうなずいた。ここは三分戦で相手がまくり主戦の太田と初日に完封した照屋なら、先手取りは可能。頼れる先輩のガードを信じて、ひたすらペダルをこぐことができれば、今年3度目の決勝もはっきりと視界に入ってくる。