【今が旬〜このレーサーに乗れ〜:大山千広(21=福岡・116期)】新年度からスタートした、今乗りに乗っているボートレーサーを取り上げる「今が“旬”~このレーサーに乗れ!~」は福岡支部が誇る“母娘鷹”の娘・大山千広を紹介する。
グレートマザー日高逸子を筆頭に中堅どころでは藤崎小百合、魚谷香織、川野芽唯が名を連ね、若手でも小野生奈や竹井奈美、渡辺優美と女子選手の層の厚さでは艇界一の福岡支部にあって、今、最も注目されている女子レーサーだ。
ボートレーサー養成所でのリーグ戦勝率は2位となる6・83をマーク、母・大山博美もボートレーサーであることから艇界初の母娘レーサーとして、デビュー前から注目を集める存在だった。
しかし、デビュー後は思うように白星を挙げられない日々が続き、順風満帆とはいかなかった。
本人も「長かった」と振り返る水神祭を達成したのがデビューから約1年が経過した地元・若松のGIIIオールレディースだった。
インには母・博美が居座る中、4コースカドから豪快にまくって初白星。これで波に乗ると、最終日には2勝目もマークし、その才能の片鱗をのぞかせた。
その後は順調に勝ち星を積み重ねて、今期適用勝率は5・14と同期では断トツの数字を残し、116期の出世頭となった。そんな彼女の最大の武器といえばその豪快なスピードターンだろう。
それを本人に水を向けると「それしかできないですからね。でも自分の中ではまだまだ。全然ダメですね。もっとターンの質を上げていかないといけないです」と厳しくジャッジする。
その背景にあるのが自身2回目の優出となった今年2月の芦屋一般戦でのインからのフライング。
「あのときは緊張もしたけど、インはいいターンをすれば結果が出るところ。私は自分のターンに自信がないから…。今でもインは苦手です」と話す。
「今は整備やペラよりもとにかくターン。練習では常に自分の100%のターンをして基礎の部分をどんどん積み上げていきたい。初優勝や勝率はいいターンができるようになればついてくると思います」
夢は「SGに行く」ことだが、今の成長曲線からすれば、そう遠くない未来に実現するはずだ。
☆おおやま・ちひろ=1996年2月5日生まれ。福岡支部の116期生。2015年5月の福岡でデビュー。16年4月の若松オールレディースで水神祭(初勝利)。同11月のびわこヴィーナスSで初優出。通算2優出0V。母親は現役女子レーサーの大山博美で艇界初の母娘レーサー。身長160センチ、血液型=O。
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