阪神にまたも悲劇が起こった。16日の「JERA クライマックスシリーズ セ」ファイナルステージ第3戦・DeNA戦(甲子園)に「5番・左翼」でスタメン出場した阪神・前川右京外野手(23)が、死球を受けて負傷交代するアクシデントに見舞われた。

 0―0の2回無死カウント2―2から相手先発・片山が投じた142キロのツーシームにスイングをかけたが、投球が左手首付近を直撃した。前川はその場でうずくまり苦悶の表情。駆けつけたトレーナーに付き添われながら、ベンチ裏へと引き揚げた。

苦悶の表情でトレーナーらとベンチに下がる阪神・前川右京
苦悶の表情でトレーナーらとベンチに下がる阪神・前川右京

 藤川球児監督(46)も渋い表情を浮かべながら交代を決断し、この日「みやざきフェニックス・リーグ」から一軍に合流した岡城を代走に送った。前川は負傷の状態について「何も言えないです」と話し、試合中に患部をアイシングした状態で病院へ直行した。

 試合後、指揮官は「骨折と聞いています」と説明。この日は3冠王・佐藤と森下がともにコンディション不良のためスタメン外。主軸2人を欠く中で5番を託された前川までもが離脱を余儀なくされる状況に、猛虎軍にはさらなる暗雲が垂れ込めている。