相川亮二監督(50)率いるDeNAは、CSファーストステージ&ファイナルステージで無傷の4連勝。短期決戦を勝ち抜くために「腹を括った」指揮官の用兵は、球界内でも高い評価を受けている。

 大きな話題となったのは、15日のファイナルステージ第2戦・阪神戦(甲子園)の5回の采配だ。点差は0―0のスコアレス。DeNAが一死満塁のチャンスを迎えた場面で、先発投手の尾形に打席が回ってきたが、指揮官はここでベンチに温存していたハマの主砲・筒香を代打として投入。尾形はこの日、4回を1安打無失点と好投していたが、ゲーム序盤から勝負をかけにいった。

 結果的にここは阪神先発の高橋が踏ん張り、筒香は空振り三振。次打者・度会も投ゴロに倒れこの回は点が入らなかった。だが同球団OBでもある高木豊氏は自身のYouTubeチャンネルで「尾形はここまで内野安打1本しか打たれていなかったけど勝負手に出た。そうでもして挑戦者として先制点を奪いにいった。そういう精神は俺は素晴らしかったと思う。後続の救援投手に対しても『後はお前たちが頑張れ』というエールになったと思う」と相川采配を称賛した。

 高橋とDeNA救援陣の双方が好投を続けたことで、ゲームは終盤まで0―0のまま推移。8回に牧がマークした1号ソロで試合は決着した。

 結果だけみれば不発に終わった「代打・筒香」のタクトだが「ここで勝負を仕掛けにいったことが非常によかったと思う。高橋の投球をみれば『そんなにチャンスはくれないだろう』と思ったのだろう。思い切った代打で結果は三振だったけどその精神は買えるなと思った」と高木氏は振り返った。