DeNAは14日の「2026 JERA クライマックスシリーズ セ」ファイナルステージ第1戦・阪神戦(甲子園)に2―0で零封勝利。阪神のアドバンテージを含め1勝1敗に持ち込んだ。相川監督は「初戦をとれたのは大きい」とうなずいた。この日はファーストステージで7打数無安打だったエンカーナシオンをベンチスタートとし、3番に佐野恵太外野手(31)、4番には相手先発・村上との今季対戦打率3割8厘、1本塁打、4打点と好相性の宮崎敏郎内野手(37)を起用した。
その采配がピタリとはまった。「先に先制したいなと思っていたので、いい場面で打ててよかった」と宮崎。初回一死一、二塁の得点機で虎のエース右腕の変化球を捉え、先制の左前適時打を放つなど4打数2安打1打点と躍動した。1―0の6回二死には佐野が144キロの直球を右中間スタンドへ運び、貴重な追加点を奪取。「〝自分から仕掛けていくんだ〟っていう気持ちがいい結果を生んでいると思います」と手応えを口にした。
勝利の立役者となった2人だが、下克上で日本一に輝いた2024年の日本シリーズでは宮崎が打率1割7分4厘、佐野も同2割と精彩を欠き、〝逆シリーズ男〟も経験。その雪辱を果たすように大舞台で存在感を放つ2人を「状態がいい」と評価するのは鈴木尚典一軍打撃戦術・育成コーチ(54)だ。
鈴木コーチは日本一になった1998年の日本シリーズで打率4割8分、1本塁打、8打点と大暴れした〝元祖・シリーズ男〟。「2人ともタイトルホルダーだし、いろいろな実績と経験があるから、スイッチの入れ方とかも分かっている。究極の緊張感のなかでいいゾーンに入れている。宮崎は去年ケガで(CSに)出られなかった。佐野は(ファーストSの)巨人戦初戦でスタメン落とされたっていう思いもあるだろうし。すごい集中してやってくれている。変わらず明日からも続けてもらいたい」とさらなる活躍に期待を寄せた。
1勝のアドバンテージを持つ王者との初戦を競り勝ち、4勝先取の短期決戦をタイに戻した相川ベイ。新たな〝シリーズ男〟に名乗りを上げた2人が、日本一への道を切り開いていく。












