日本オリンピック委員会の橋本聖子会長が3日、名古屋市内で記者会見を行い、愛知・名古屋アジア大会を巡る問題点について見解を語った。

 今大会は宿泊施設や輸送面などで海外メディアから批判が相次いだが、橋本会長は32年ぶりに自国で「アジア版五輪」を開催できた意義を強調。「東京五輪・パラリンピックもそうだが、終わってからも課題は残った。アスリートの育成と一緒で、生き物だと私は思う。いろいろなことをどうやって乗り越えていくのかが問われる。こういったことがこれからの競技力、運営能力、組織力を育てていく力になる」と口にした。

 その上で「今回のアジア大会というものは本当に開催をしていただけてよかったと思う。さまざまな課題があって、非常に厳しい声をいただいているのも事実。これからしっかりと検証して次の大会にどうやって生かしていくのかということが重要になってくる」と語った。

 また今大会前にはアジア・オリンピック評議会(OCA)が開催都市契約にある選手、役員数の合計「最大1万5000人」を超える人数を提示。愛知県側は対応に難色を示すも、OCA側が強行するなど、多くの場面で流動的な対応を求められた。海外メディアの質問に対し、橋本会長は「予定しているアスリートより増えたのは事実。対応には困難を極めて、アスリートにご迷惑をかけた。今後の反省点につながっていくと思う」と謝罪した。