〝期待外れ〟の高額砲が、10月に一転して主役へ躍り出るのか。ドジャースのカイル・タッカー外野手(29)に、ポストシーズンでまさかの「MVP」受賞説が浮上している。
米老舗誌「スポーツ・イラストレイテッド」の電子版「ON SI」は1日(同2日)、米スポーツ専門局「ESPN」のデビッド・ショーエンフィールド記者の大胆予想を紹介。ドジャースが3年連続のワールドシリーズ制覇を果たした場合、タッカーがワールドシリーズMVPを獲得する可能性まであると伝えた。
今季加入したタッカーは4年2億4000万ドル(約380億円)の大型契約に見合う働きをなかなか示せず、シーズンを通じて苦戦。それでも9月に復調の兆しを見せ、最後の30試合では打率2割4分5厘、6本塁打、13打点、OPS0・840を記録した。
ショーエンフィールド記者は、不振の中でも高い四球率とコンタクト能力を維持していた点を評価。大谷翔平投手(32)が万全ではない可能性に加え、フレディ・フリーマン内野手(37)も故障を抱えているとして「タッカーがドジャースをけん引しなければならないかもしれない」と指摘した。
もっとも、レギュラーシーズン最後の7試合は打率2割、本塁打、打点ともにゼロ。それでも本人は「最近の自分のプレーは、自分が期待していた通り」と手応えを口にしている。
高額契約への厳しい視線を、一気に歓声へ変える舞台は整った。散々だったレギュラーシーズンの評価を覆し、最後にMVPという〝勲章〟まで手にすれば、これ以上ない名誉ばん回となる。












