愛知・名古屋アジア大会ソフトボール女子予選ラウンド(1日、安城市総合運動公園)で、日本のレジェンドがマウンドに上がった。

 予選ラウンド5連勝中の日本は台湾と対戦。先発のマウンドには地元・愛知出身の三輪さくら(シオノギ)が上がり、序盤の2回を無失点に抑える。しかし、0―0の3回表に台湾の8番打者に二塁打を浴びたところで、宇津木麗華監督が動く。上野由岐子(ビックカメラ高崎)に継投した。

 無死二塁のピンチで今大会初登板となった上野は、9番打者への初球でいきなり113キロを記録。遊飛に打ち取り、最初のアウトをつかんだ。しかし、1番打者に左前安打を浴び、一死一、三塁とピンチを広げると、ワイルドピッチで先制点を献上した。その後は2番打者を三振に抑える。3番打者に内野安打を許したものの、4番打者を二ゴロで仕留めた。

 前人未到の7連覇を目指す日本を長きにわたってけん引してきたエースは、2002年釜山大会からアジアの頂点を経験。7月に44歳となった大投手は「きっとこのアジア大会が最後になるだろうなという思いもある。悔いのない大会にしていきたい」と、強い気持ちで自国開催の一戦に挑んでいる。

 日本は3回裏に9番中川彩音(戸田中央)の中前適時打で同点に追いつく。二死二塁で2番川村莉沙(ビックカメラ高崎)が中前適時打を放ち、勝ち越しに成功した。