ドジャースの大谷翔平投手(32)は左ヒザや右上腕二頭筋を痛めた影響で18試合、86打席ノーアーチでレギュラーシーズンを終えた。3日ナ・リーグ球団初、史上3球団目のワールドシリーズ3連覇を目指して3日(日本時間4日)から地区シリーズに臨む。米メディアの下馬評は「最有力」から「V逸」まで様々だが、大谷の体調、健康状態が左右するという点は一致している。
地元紙「カリフォルニア・ポスト」のディラン・ヘルナンデス記者は30日(同1日)に「大谷翔平のケガの秘密主義はドジャースの優勝の望みを阻む可能性がある」と警鐘を鳴らした。大谷は右上腕二頭筋の炎症で11日(同12日)に負傷者リスト(IL)入りしたが、米メディアは「遅かった」と指摘。「ケガの状態について球団を欺いた」とする報道もあった。
「今こそ大谷は正直になる時だ。レギュラーシーズン終盤で見せた体調不良が続くようならドジャースにそのことを伝えなければならない」と指摘するとこう続けた。
「右腕や左ヒザに再び痛みが出て、1試合に4~5打席に立てなくなるような事態に備えて、知らせなければならない。そうすればデーブ・ロバーツ監督はラインアップを組む際に、その点を考慮に入れることができるからだ」
29日(同30日)のオンライン会見でゴームズGMは「体調は万全だ」と断言。ロバーツ監督も「過去2か月間の翔平の中でベストな姿が見られると確信しているよ」と強調した。2人の発言をディラン記者は「今のところドジャースは大谷を信じるしかない」と皮肉った。
その上で新星デパウラを比較。相手にチームに与える恐怖心は通算31打席のデパウラより上で、DHとして適任とするも「もし、大谷がいつものようにスランプに陥り、ケガが原因で自動アウトになることがあればどうするのか」と疑問を投げ掛けた。
偉業に挑むドジャース。最後に「大谷が健康だと伝えれば、球団はほぼ間違いなく彼が打撃のリズムを取り戻すのを待つだろう。しかし、もし身体的に万全ではなく、それを認めなければドジャースは敗退に向かうことになるかもしれない」とダメ押しした。
8月下旬からのスランプで大谷はケガや痛みを隠すことが美徳ではないことを、実感しただろう。一歩引く勇気が求められる。










