女優の高橋惠子(71)、川中美幸(70)、山村紅葉(65)が29日、大阪市内で行われた「爆笑喜劇『三婆』」(11月3~25日=京都・南座)の取材会に出席した。
同公演は、昭和を代表する作家・有吉佐和子が昭和36年に発表した原作をもとに昭和48年に小幡欣治の脚本によって舞台化されて以来、上演を重ねてきた喜劇作品。ぽっくり逝った亭主の愛人・富田駒代役を川中が演じ、本妻の武市松子役を高橋、松子の義妹・武市タキ役を山村が務め、女たちの老後問題をユーモアたっぷりにテンポよく披露する。
高橋は今回、脚本が少し修正されたと明かした。「お2人は関西弁、私は東京弁という違いがあります。そのあたりは今までとは大きく違うところじゃないかな」と説明した。
故水谷八重子さんは2025年2月に〝三婆〟の舞台で愛人・駒代役を好演していた。
同公演を見ていた山村は「私は水谷八重子さんや波乃久理子さん(松子役)にもずいぶんお芝居に出していただいて、いろいろ教えていただいた。八重子さんには(別の)舞台中で使う帯どめの宝石まで貸していただいて『もし転がったら客席に飛び降りて拾います』って言ってたくらい。ずっとお芝居も尊敬して見ていた。久理子さんは(前回の三婆で)自由奔放にパーンっと(松子役を)やってらっしゃるけど、どこか品の良さがあった」と振り返った。
高橋は「八重子さんにはとっても良くしていただきました。最初に共演したのは、緒形拳さんの『信濃の一茶』。もっとさかのぼると私が10代のころ、(二代目水谷八重子を襲名する前の)良重さん時代に、テレビで先代の中村勘三郎さんが『めしはまだか!』(1974年・テレビ朝日系)で磊吉(らいきち)役をされて、私と良重さんは女中という立場で半年共演させていただいた。舞台で共演した時には、私のところで生まれた猫をもらってくださって、八重子さんが育ててくださったというご縁もありました。舞台も何度か拝見させていただいております。大きな大輪の花が天国に行かれたんだなって感じがしています」
「いつも穏やかな、たおやかな笑顔で。すてきな女優さんだなと思います。美しい足を持っていて、タップを踏むと良いような洋風の八重子さんだった」と悼んだ。
最後に「私たちもみんな、あの世に行くんです。でも今、この時にできる精いっぱいをするしかないし、ここに精いっぱい悔いなく、ありがたく誠心誠意取り組ませていただけることが、また次につないでいくことにもなるのかな」と語った。












