愛知・名古屋アジア大会女子やり投げ決勝(27日、パロマ瑞穂スタジアム)、2024年パリ五輪金メダルの北口榛花(JAL)は62メートル70で銀メダルを獲得した。

 23年世界選手権、24年パリ五輪、26年アルティメット選手権と、大舞台でのタイトルを総ナメ。パリ五輪後は肘のケガなどに苦しみ、思うような結果を残せなかったが、五輪3連覇のレジェンドとして知られるヤン・ゼレズニー氏(チェコ)に師事して復調した。「失敗してもそれが終わりじゃない、また次さらに良くなるためにどう頑張るべきかを言ってくれるので、いろんなことを吸収したい」と新たな挑戦をスタートさせた。 
 助走開始前のステップや、後方にやりを引く際の腕を下ろす動作をなくす新フォームに変更。アルティメット選手権では自身の日本記録を1メートル54更新する68メートル92で優勝した。今大会に向けては「昨年の東京の世界選手権は残念な結果だったが、今は自信を持って復活したと言える。厳しい戦いになるだろうが、自信は高まってきている。母国でその姿を見せたい」と力強く語っていた。

 この日は難敵の厳子怡(中国)との一騎打ち。5月に71メートル74をマークしたライバルは、一投目で70メートル46を記録。この日は敗れたものの、あくまで発展途上の段階だ。2年後のロサンゼルス五輪へ、試行錯誤を繰り返していく。