元宝塚歌劇団月組の娘役スターで女優のゆいかれん(28)がBSテレ東「ドライな同期の溺愛癖」(木曜午前0時)でダブル主演の一人を演じ、好評を得ている。このほどインタビューに応じ、同作の見どころのほか、好みの男性のタイプを告白。可憐な雰囲気が魅力だが、元タカラジェンヌとしての秘めた思いもあった。
同作はゆいと俳優の藤林泰也(27)のダブル主演作。匂いで人の心を読む特殊能力を持つ花澤彩芽(ゆい)、クールだが頭の中では花澤との妄想が止まらない職場同期の宮嶋翠(藤林)が胸キュンのオフィスラブを繰り広げる。
ゆいは「ファンタジー要素もあるけど、等身大の女性の物語。共感していただけると思う」とニッコリ。演じた花澤は特殊能力のせいで他人との間に壁をつくり、奥手な一面があるが、「私はしゃべるのが好きだし根本的には全然違う」という。
「でも、頑張り屋さんな部分は私に似ているし、彩芽の成長とリンクして自分も成長できた」と手応えを感じている。
オフィスラブは憧れだった。
「15歳から宝塚にいて、男性がいる環境にもまれていないし、今は芸能界にいるので社会にもまれていない。だから、オフィスラブを実感させてもらえて幸せ」と笑顔を見せた。
好みの男性のタイプもチラリと告白。宮嶋のキャラクターには「ちょっとクールすぎ。私は見た目はクールだけど、しゃべってくれる人が好き」という。
宝塚で過ごした10年間は「激動」だったと評する。
「3年目まで本当に寝る時間も食べる時間もなかった。お稽古して小道具を作って話し合いをして――の繰り返し。でも、乗り越えるしかなかった」と、がむしゃらに駆け抜けた。
宝塚を2023年に退団して約3年。「タカラジェンヌにずっと必要なのは、努力し続ける精神力」だったと振り返る。
「自分を成長させてくれて、この世界(芸能界)に入れてくれたのも宝塚。人生で得られる感情をすべて得たぐらい、いろんな感情を経験した」
女優業へ進んだきっかけは「お芝居を極めたい」からだった。
「お芝居を好きになったのは宝塚のおかげ。在籍していたのは“芝居の月組”で、そこから芝居の奥深さや楽しさを知った。芝居は自分が生きてきたものが如実に表れると思う」と語る。
女優業へ本格進出しようとする中、気がかりなこともあった。黒木瞳や檀れい、大地真央、天海祐希ら宝塚出身の女優がひしめく中、「私ぐらいの年齢で映像に出ている方はあんまりいない」という点だ。
ここに秘めた思いがある。
「タカラジェンヌは若いころから精神力を鍛えている。それなりに芝居力もあって、努力家。だから、タカラジェンヌが女優として活躍できる場所が、もっとあっていいと思った。私がそのレールを敷けるなら敷いてみたい」
こう語る口調は熱を帯びた。
「これからも着実にいろんな経験をして学んで、失敗をして。ご縁を大切にお仕事をしていきたい」と力を込めた。
☆ゆい・かれん 1997年9月6日生まれ。愛知県出身。身長163センチ。2013年に宝塚音楽学校に入学し、15年に宝塚歌劇団に入団。月組の娘役スターとして活躍し、23年に退団した。その後、女優として活動し、直近では今年4月期TBS系日曜劇場「GIFT」など話題作に出演している。












