今月9日に肺炎のため亡くなった俳優の中村玉緒さん(享年86)の告別式が17日に執り行われた。

 明石家さんま、舘ひろし、松平健など約200人が参列。弔辞を述べたのは、玉緒さんの夫の故勝新太郎さんの付き人だった松平だった。

 松平は「息子のようにかわいがっていただきました」と感謝した上で「奥さんのあの笑い声、その明るさは、これからも皆さまの心にきっと残っていくと思います」などと最後の言葉を贈った。

告別式に参列した松平健
告別式に参列した松平健

 歌舞伎俳優の二代目中村鴈治郎を父に持つ玉緒さんは、中学生だった1953年に映画「景子と雪江」でデビュー。映画「ぼんち」「大菩薩峠」など多くのヒット作・話題作に出演し、女優としての地位を確立した。62年に結婚した勝さんとは波瀾万丈ながら「おしどり夫婦」で知られ、勝さんが亡くなるまで35年間連れ添った。

 玉緒さんは後にバラエティー番組でも人気を集め、お茶の間に笑いを届けた。その飾らない性格はプライベートでも同様だったという。芸能プロ関係者が明かす。

「玉緒さんといえば大のパチンコ好きですが、パチンコ店でも玉緒さんは玉緒さんのままなんですよ。隣に座った一般の方と話し込んで、仲良くなってお店から出てきたりすることもありました」

告別式に参列した明石家さんま
告別式に参列した明石家さんま

 周囲を魅了するエピソードには事欠かない。12月のイルミネーションの時期に玉緒さんを送迎した時にはこんなことがあったという。

「玉緒さんが『どうせだから表参道を通ってイルミネーションを見よう』とおっしゃったんです。絶対に混むので反対したのですが、どうしてもとおっしゃるので車で通ったんです。すると、やっぱり大渋滞。車が全く動かず、あの冗舌な玉緒さんもさすがに黙りこくっていましたね。そんなおちゃめなところがありました」(同)

告別式に参列した浅田美代子
告別式に参列した浅田美代子

 多くの参列者に見送られた玉緒さん。今ごろ天国で勝さんとほほ笑み合っていることだろう。