犯罪心理学者の出口保行氏が17日、ABCテレビ「news おかえり」に出演。京都・南丹市立園部小の安達結希さん(11)が遺棄された事件で逮捕された父親の安達優季容疑者(37)の〝心理〟を解説した。

 安達容疑者は調べに対し容疑を認めているが、これまで捜査で判明した行動の中で「自ら警察に通報」「情報提供を呼びかけるチラシを自ら作成し配布」「遺体を複数か所に移動させ遺棄」「埋めるなど遺体を隠す様子がない」など不審な点も多い。

 これについて出口氏は「まず最初に、警察に通報、それからチラシを作る、このプロセスっていうのは、まだまだその被害児童の保護者であるっていう立場を貫きたかったということですよね。保護者ではあるんですけれども〝被害児童の保護者〟を装っていた」と分析。

 遺体を移動させていた点については「これは非常に珍しいですね」と指摘し「計画性が高い事件であれば、遺体をどうしようっていうのも決めて事件に至るわけですから、例えば、ここに穴を掘って埋めましょう、池に水没させましょう、海に水没させましょう、いろんなことをやるわけです。ところが、今回複数か所にどんどん動かしてるっていうのは、結局どうしていいかわからないから、まず1か所に置くけど、今度また捜査が迫ってくるかもしれない。ならまた移動しなきゃいけない。これを単純に繰り返してたっていうことになると思う」と推測した。

 その上で「そういう面から見ても、かなり場当たり的な犯行であるというようなことは確かだろうなというふうに思います」と私見を述べた。

 また、遺体を隠さなかったことについても「今言ったような当たり的な行動をする中で、例えば埋めてしまったら、そこに警察が来てしまったらアウトになってしまうと思うわけなので、動かせる状況にしていたっていうことだろうと思う。何かが近づいてきたらすぐに持っていけるっていうようなことを、ただ単純に繰り返していた」と推理し「全体を通してみて、計画性っていうのが非常に乏しい犯行であるということは言えると思います」と結論付けていた。