俳優の風間俊介(42)が9日放送のTBS系「ラヴィット!」(平日午前8時)で、同番組初出演を果たした。風間の出演番組の〝移籍劇〟には、テレビ界の慣習の変化がうかがえる。

 風間は同番組MCを務める麒麟の川島明から「汐留(日本テレビ)から〝転校〟していただきました」と紹介され、さっそくイジられた。

 風間は2018年10月から7年半、日テレ系「ZIP!」(平日午前5時50分)で月曜パーソナリティーを担当。今年3月で同番組を卒業後、放送時間帯が一部重なる「ラヴィット!」で4~6月限定の木曜レギュラーを務めることになった。

 タレントが一つの番組を卒業直後、放送時間帯が一部重なる他局番組に〝移籍〟して出演するのは珍しい。

 ただ、近年は変化の兆しがある。タレントのカズレーザー(41)はフジテレビ系「サン!シャイン」(平日午前8時14分)で月、金曜キャスターを担当。同番組が3月で終了後、翌4月から日テレ系「DayDay.」(平日午前9時)で月曜レギュラーを開始した。両番組も放送時間帯が一部重なる。

 移籍はタレントだけでなく番組でもあった。日テレ系「それって!?実際どうなの課」は24年3月で終了後、TBS系「巷のウワサ大検証!それって実際どうなの会」として同10月からスタートした。TBSのコンテンツ戦略局担当者は当時の番組改編説明会で、異例の移籍について「シンプルに魅力のあるコンテンツを編成し、放送するのが責務。それを追求したことに尽きる」と事もなげに説明していた。

 かつてはタレント、番組が局をまたいで移籍するのはレアケースだったが…。テレビ局プロデューサーの話。

「各局が〝手っ取り早さ〟を求めるようになったと思います。番組での発言がSNSで炎上しやすくなった中、風間さんとカズさんは朝の番組の経験が十分で、安心感を求めて起用するのは納得がいきます。視聴者離れなどで番組制作費の削減を余儀なくされ、新番組を立ち上げるにも労力がかかり、数字(視聴率)がコケるリスクもある中、コアな人気のあった『どうなの』を他局からでも求めるのは合点がいきます」

 風間は9日放送の「ラヴィット!」で、同番組側から「ずっとお仕事したかった」などと言われていたことを示唆。「ZIP!」出演時から目を付けられていたようだ。

 局をまたぐ移籍劇は今後、続くかもしれない。