NHK大阪放送局は9日、同局制作の夜ドラ「ラジオスター」(月~木曜・午後10時45分)に出演中の女優・常盤貴子のコメントを発表した。

 同作品の舞台は、現代の石川・能登。地震発生後、大阪からボランティアでやって来た柊カナデ(福地桃子)は、恩人の頼みでラジオのパーソナリティーを担当することになり、さまざまな人と出会っていく。

 自身が演じる小野さくらについて「『能登のおしゃべりお姉さん』という、自分で考えたキャッチフレーズでおなじみのさくらは、もともとの気質として陽気で、人と話すことが好きな女性なんだと思います。そのうえで、積極的に明るくふるまっているところがあるんじゃないかな。地震で大変な思いを経ての今だからこそ、努めて朗らかでいたいと考えていると感じました」と解説。

 さらに「さくらが、地震で何もなくなった空き地に花を植えていくシーンが第2回で出てきますが、『人の心にも花を植えていくような生き方がしたい』と思っているのではないか」と持論を述べた。

 風間俊介が演じる夫・政博には「お互いを思いやっているからこそ、核心に迫る話ができずにいたのでしょうね。やっぱり、第三者に聞いてもらうことで話せることってあると思うので、ラジオという装置がさくらにとってはありがたかったんだと思います。家族のこと、仕事のこと、子供の教育のこと。災害を経て、同じような悩みを抱えるご家庭がたくさんあると思います。小野家の葛藤がとてもリアルだなと感じました」。

 最後に「『今の能登』を描いたドラマということで、『きっと地震のことが出てくるんだろうな』『見るのちょっとしんどいな』と思われてしまうかもしれませんが、とても明るいドラマです。『ラジオスター』が『まれ』と同じように地元の方々に愛される存在になればいいな」とアピールした。