伝説的英ロックバンド、ピンク・フロイドのデヴィッド・ギルモア(80)が愛用した黒のフェンダー・ストラトキャスターが12日、ニューヨークのクリスティーズで開催されたオークションで、ギターとしては史上最高額となる衝撃の1445万ドル(約23億円)で落札されたことが分かった。
米音楽誌「ローリング・ストーン」によると、ギルモアのストラトは、ピンク・フロイドの代表的アルバム「狂気」(1973年)や「炎~あなたがここにいてほしい」(75年)、「アニマルズ」(77年)、「ザ・ウォール」(79年)のレコーディングでも使用された。オークション前の予想落札価格200万~400万ドルをはるかに上回った。
同オークションは昨年5月に亡くなった米富豪ジム・アーセイ氏のコレクションからの出品で、カート・コバーンがニルヴァーナの「MTVアンプラグド」公演で使用した1959年製「マーティンD―18E」アコースティックギターが、2020年に600万ドル(約9億5600万円)で落札された記録を大きく塗り替えた。
今回のオークションでは、米ロックバンド、グレイトフル・デッドのジェリー・ガルシアが所有したエレキギター「タイガー」も出品され、1000万ドル(約15億9300万円)で落札された。
同ギターは著名な弦楽器製作者ダグ・アーウィン氏がガルシアのために特注製作した5本のうちの1本で、ガルシアは1979年から約10年間愛用した。亡くなる約ひと月前の1995年7月9日にシカゴで開催されたグレイトフル・デッドの公演でも同ギターを演奏した。当初の落札予想額は100万~200万ドルだった。












