お笑いコンビ「ピース」の又吉直樹(45)が27日、都内で行われた6年ぶりの新作長編小説「生きとるわ」(文藝春秋)発売前日記者会見に登場した。

 又吉は小説家としても活躍しており、2015年には「火花」で第153回芥川賞を受賞。又吉は「自分の中で重要な作品」という。「やってきたお笑いと文筆業がはじめてちゃんと合わさって作れた。今回は自分で言うのもあれですけど、だいぶ成長してると思います」と手応えを明かした。

 今作は又吉の地元・大阪を舞台にした「お金」がテーマの作品だ。特に力を込めたのは大阪の描写で「結構大阪に取材に行った。いろんな酒場に1人で行って、周りの人の会話を聞いてリズムみたいなものを吸収した。大阪の空気感が伝わればうれしい」とにっこり。

 読者へ「何も考えずに読んでもらうのが一番いい。笑ってもらってもいいし、しんどいところと向き合ってもらってもいい。自由に読んでもらえたら」と呼びかけた。

 もし実写化するなら「30代後半の話だけど、思い切って(明石家)さんまさんとかにやってもらいたい」とニヤり。「さんまさんは『火花』の時、『いつでも主人公をやる準備はできている』とおっしゃっていた」と明かした。

 ちなみに、アメリカで活動中の相方・綾部祐二は読んでいないのだとか。「綾部さんは…本を読めない。本人曰く『領収書がギリや』。若い頃から先輩に勧められた本も僕に『読んで内容を全部教えてくれ』って。先輩に伝える用の感想も僕が作ってた」と明かし「今度会ったら、僕が口頭で(本作の)内容を伝えようかなと思います」と語った。