近所の住人は「あの男じゃないか」と思っていた!! 千葉・柏市の連続通り魔事件で5日、犠牲になった会社員池間博也さん(31)と同じマンションに住む自称無職の竹井聖寿容疑者(たけい・せいじゅ=24)が強盗殺人容疑で千葉県警に逮捕された。家宅捜索を受けた後、報道陣に「×××万歳!」と2度絶叫。それに先立ち任意同行に応じた際には「チェックメイト!」と発した同容疑者は、近所で“奇人”として危険視されていた。
5日夕に始まった竹井容疑者が住むマンション4階の部屋の家宅捜索。1時間以上後に部屋を出た竹井容疑者は「×××万歳!」。何を叫んだのか不明だったが、インターネット上では某チャットサイトの名が指摘されている。これだけでもかなりの奇行だが、近隣住民も「変な人だった」と口を揃える。
ある女性は「ゴミの捨て方で、トラブルを起こしていました。マンションに専用のゴミ捨て場があるのに、そこへは捨てずに私たちの使っている所に捨てるの。しかも、分別を一切しない」。
近所の主婦は「事件のニュースを聞いたときから、『あの人じゃないかしら』と家族で話し合っていたんです。だいぶ前のことですが、あの男の部屋からマットレスが投げ捨てられたんです。干してあるのが落ちたんじゃなく、4つに折りたたんで投げて、隣のアパートの屋根にドスンって。私の家じゃなくてよかった」と振り返る。
竹井容疑者は話している内容もおかしかった。事件翌日の4日夜に目撃者として報道陣に対応。男の「おい、こら」という声で「自室から市道を見ると、男が池間さんに馬乗りになり、何度も刺していた」と証言。「ハハハ」と笑っているように見えたとも語ったことは、目撃証言として本紙など多くのメディアが伝えた。
しかし、「見えるはずないんですがねぇ」と話すのは同じマンションに住む男性。「その男は池間さんが刺された場所とは反対側に部屋があります。窓を開けても見られない」と首をかしげた。本紙は男性と一緒に4階に上り、テラスから現場を眺めてみたが、「事件のあった夜の11時過ぎは結構暗い。ここから見ても犯人の表情が見えたとは思えません」(男性住民)。
ほかの住民らも「事件のときに、音や声は聞こえなかった」「4階から見えたのは不自然だと思った」と話しており、それも竹井容疑者が怪しがられた理由だ。
池間さんと同じマンションに住んでいることから、通り魔を装った怨恨説も浮上している。住民らによると、入居者同士のトラブルは聞いたことがないという。池間さんがギターを持ち歩いていたこともあり、騒音トラブルも考えられたが、両者は一番遠い部屋同士。ほかの住民は「騒音はない」。
柏署捜査本部は6日午前0時過ぎから記者会見した。篠塚大剛捜査1課長によると竹井容疑者は「間違いありません」と容疑を認めている。殺害現場の遺留物が容疑者のDNA型と一致したことで特定につながった。
警察は家宅捜索で血痕の付いた衣服や刃物を押収。池間さんの手提げバッグや現金1万数千円の入った財布が見つかったという。刃物などの証拠物は処分の準備をしていた様子もなかった。財布や車を奪った他の事件についても認めているが、最初の女性への付きまといについては記憶があいまいだという。
また同日には、竹井容疑者が動機について「金が欲しくて感情が高ぶった」と供述していることが柏署捜査本部への取材で分かった。「社会に対する不満があった」との趣旨の供述をしていることも判明した。
「素直に(容疑を)認めて、調べに応じている。謝罪はない」(篠塚1課長)竹井容疑者。捜査本部は、衝動的に犯行に及んだ可能性があるとみて生活実態も含めて詳しく調べる。
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