アーティストのあのが24日、都内で行われた初著書「哲学なんていらない哲学」発売記念トークイベントの事前取材に応じた。

 本書は、あのが全編書きおろした〝あの流哲学書〟。タイトルには「僕自身、哲学なんていらないんじゃないかと思って生きてきた。ただそうやって、哲学を否定することこそ哲学的なことが生まれていく入り口になる。どんだけ哲学や物事を否定しようとも、僕たちは哲学のもとにに生きているんだ」という思いを込めたそう。

「ぼくは本をいっぱい読んできた人間ではないし、難しいことはわからないけど、自分なりに書いた本。本とか読んだことない、哲学なんて意味わからないとかいう人こそ気軽に読める本になった」と手応えを明かした。

 書き終えて「自伝、エッセイ、小説とか全部が混ざっちゃった感じ。使う脳みそが違って、書いている時『何てことをはじめちゃったんだ』って気持ちでいた」が、今は書き終えた達成感でいっぱい。さらに「読んでほしくて書いたけど、今は読まれなくてもいいと思う」というが、これも「大事なこととか書けた証しなのかな」と笑顔を見せた。

 また、芥川賞作家でお笑いコンビ「ピース」の又吉直樹がトークイベントのゲストとして登場する。あのは「又吉さんは、正直本の話かしてくれなくて…」と今までの又吉に不満を抱えていたそうだが「本を書いてみてようやく本の話ができると思うと、うれしいです」と期待を込めた。