お笑いコンビ「ダウンタウン」の有料ネット配信サービス「DOWNTOWN+」は好調なスタートを切ったと言われるが、この勢いは来年以降も続くのか?

「DOWNTOWN+」は、ダウンタウンの松本人志が復帰する場として立ち上げられたもの。一昨年末に「週刊文春」に女性問題を報じられた松本は、同誌を発行する文藝春秋社らに約5億5000万円の損害賠償などを求める訴訟を起こすとともに芸能活動を休止。徹底抗戦の構えを見せたが、昨年11月に取り下げた。

 松本は翌12月、インタビュー取材を受けた際、「DOWNTOWN+」の構想を告白。当初は今春にもスタートさせたいとしていたが、それよりも半年以上遅れた11月1日にスタートした。

 お笑い専門の配信サービスという初の試みで注目が集まったが、11月中旬には加入者数が50万人を突破。とりあえずは好調なスタートを切ったと言えそうだ。

 ただ手放しで喜んでばかりもいられない。大事なのは、今後もこの加入者数を維持できるかどうか、だ。「DOWNTOWN+」には松本人志だけでなく、多くのゲストが出演している。テレビ局関係者は「あれだけのゲストを出演させるとなると、多額のギャラが必要となる。そうなると、必然的に制作費も高くなるので、加入者数が減るのは死活問題では」と指摘する。

 またナイツの塙宣之は先日、ラジオで「DOWNTOWN+」の収録に参加したことを明かし、「スタッフの人もすごいいっぱい居て。もうメークさんもちゃんと1部屋に1人とか、ちゃんと居て。普通のテレビみたいな感じでしたよ」と話した。そうなると地上波の番組と同レベルの制作費がかかっていることは間違いない。

 加入者数を維持するためには、魅力的なコンテンツを毎月提供していくしかないが、そのためのキーマンと言われている人物が元フジテレビのプロデューサーで、佐々木恭子アナウンサーの兄である佐々木将氏だ。

 同氏はフジ時代、「人志松本のすべらない話」や「IPPONグランプリ」のチーフプロデューサーを務めるなど、松本から厚い信頼を得ていた。2021年11月にフジが募集した希望退職者に応募し、翌年退職。そして吉本興業に入社した。

「松本さんの信頼が厚かったので、周囲から吉本入りは既定路線と見られていた。当時はまさに〝鳴り物入り〟で吉本に入社した感じでしたよ」(同関係者)

 ただ入社後は期待通りの活躍ができたとは言い難かったという。吉本の状況に詳しい芸能関係者は「最初の期待は、BSよしもとをどう立て直すかということ。でもフジと違って制作費が潤沢にあるわけではないから、なかなか難しかったようだ」と明かす。

 しかし松本の芸能活動休止により、思わぬ仕事が回ってきた。それが「DOWNTOWN+」だ。松本の信頼を得て吉本に入社しただけに、打ってつけの仕事と言える。

「とにかく加入者数を減らさないように魅力的なコンテンツを提供し続けるのが佐々木さんの役目でしょう」(同)

 果たして来年以降はどうなるのか?