世界最強のロックバンド、ザ・ローリング・ストーンズが2026年のツアーを中止することが分かった。ギタリストのキース・リチャーズの健康状態によるものだという。米誌「バラエティ」が先日、報じた。

 ストーンズは2026年夏に英国と欧州でスタジアムツアーを予定していたが、ギタリストのキースがツアーに「参加を確約できない」としているため、ツアーを中止にしたとバンドに近い情報筋が同誌に明かした。

 公式発表はされていないものの、バンドのツアーピアニスト、チャック・リーヴェルと広報担当者は先日、英国の報道陣に対し、バンドは、3年ぶりとなるニューアルバムをほぼ完成させており、英国と欧州をツアーする予定だと語った。

 しかし、12月18日で82歳になるリチャーズは、再び過酷なツアーを続けることは不可能だと言われている。近年のライブ活動を見ると、長年の関節炎との闘病生活による困難に直面していることが明らかになっている。キースはこの症状を「良性」と呼び、演奏スタイルを変えざるを得なかったと語っている。

「ツアーについてじっくり話し合った時、キースは4か月以上も続く大規模なスタジアムツアーには乗り気ではないと言った」と、ある米国人音楽評論家は15日、英紙ザ・サンに語っていた。広報担当者は「バンドは今年初めにツアーを計画していたが、それもかなわなかった。ファンにとってはつらいことだが、ストーンズは準備が整い次第、ステージに戻ってくるだろう」と付け加えた。

 ストーンズは2000年代初頭からほぼ毎年ツアーを行ってきたが、3人の主要メンバーであるミック・ジャガー(82歳)、ロン・ウッド(78歳)、そしてキースが年齢を重ねるにつれ、ツアーの規模は縮小傾向にあった。

 オリジナル・ドラマーのチャーリー・ワッツは2021年に亡くなり、キースの長年のコラボレーターであるスティーブ・ジョーダンが後任ドラマーとなった。バンドの直近のツアーは、2023年の最新アルバムにちなんで名付けられた「ハックニー・ダイアモンズ」ツアーで、24年には3か月間にわたり北米20公演を行っている。