元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏が29日、毎日放送「せやねん!」に出演。元TOKIOの国分太一が記者会見を行ったニュースにコメントした。

 国分は6月、コンプライアンス違反を理由に日本テレビ系「ザ!鉄腕!DASH!!」を降板。その過程をめぐり、日弁連に人権救済を申し立てている。しかし、国分側の思いはかなわず、26日に会見を開き、何がコンプライアンス違反に該当するのか分からない、とし「答え合わせをしたい」と何度も訴えた。

 この「答え合わせ」について、橋下氏は「被害者を特定する情報は良くないですけど、特定しないやり方っていくらでもある」ときっぱり。特に性犯罪の刑事裁判では被害者が特定されないよう工夫しているといい「だけど『どういう事実であなたを罰しますよ』というのは明らかにしなきゃいけないですから、国分さんとしてはどういう事実なのかしっかり知りたいというのはすごい分かります」と理解を示した。

 さらに日テレの対応には「問題がある」と指摘し、「テレビ局とタレントの契約は労働法の適用外なんですが、テレビ局には別の出演契約というのがあるんですよ。僕が(せやねん!に)呼ばれたように、『今回だけ』と言われれば、何か事情で急きょ中止ということもあるかもわかりません。けども、MCで1年とか複数年契約の場合は途中で契約打ち切りの場合には理由がいりますから。労働法ほど厳しい解除事由でなくても、どういう理由で出演契約が切れるのか?は必要。国分さんの場合は出演契約、1年とか複数年であると思いますので、解除にする理由はちゃんと日テレは伝えないといけない」と解説した。

 国分が納得できない場合は「日テレを民事裁判で訴えて、どういうことが解除事由なのか明らかにする手はあります」と橋下氏は語り、「罪と罰の均衡ってありますんでね。果たしてやったことが、それだけの罰に値するのか?というところは、日テレと国分さんの間である程度の認識は持ってもらいたいですね。そこでどうしても認識が一致しないなら(裁判もありうる)」と説明した。

 日テレの問題点はまだあるといい、「放送局として、これは自分の組織の問題ではあるけども、報道機関としてまったく伝えなくていいのか?というところは疑問」と主張。「あらゆる世間のプライバシーの部分をある意味掘り起こしていくのが報道機関なんで、自分たちの組織のプライバシーの問題だけ蓋をしてしまうのであれば、これから日テレの記者がいろんなところに取材に行った時に、『私のプライバシーですから、取材に応じません』と言われたら、何て言うか?ですよね」と首を傾げた。

 一方、国分にも問題はあるとし、「『自分はこういう事をやったという認識がある』とご自身の口で言われてないですよね。自分で『こういう認識がある』『こういうことをやったと思う』『申し訳ない』と、あとは許してもらえるかどうかはスポンサーの皆さん、世間の皆さんの判断ですけど、それをしっかり言った上で反省して再起を(目指すべき)。それを言わずに、日テレの方に『答え合わせしたい』じゃなくて、ご自身で分かってることがあるわけですから、それをしっかり言って反省しないと。そこを言うのをまだ躊躇してる」と私見を述べた。