世界ダーツ連盟(WDF)が主催するダーツのトーナメント「WDFワールドカップ2025」が先日、韓国・高陽(コヤン)市で開催され、日本男子チームが日本どころかアジアとして初めて総合優勝した。歴史あるトロフィーが初めて日本に渡った。その優勝メンバーが東京・江東区の東京スポーツ新聞社を訪れた。
WDFは1975年に設立され、W杯は2年ごとに開催されている。ダーツはイングランド、ウェールズ、オランダなどヨーロッパが強豪で、これまで日本をはじめアジア勢は総合優勝に手が届かないどころか、はるか遠いものだった。
47か国が出場した今大会では、50年の歴史で初めて日本男子チームが悲願の総合優勝を果たした。そして、女子チームも総合準優勝となった。
W杯は、男子、女子、ユースというカテゴリーに分かれ、それぞれ4人ずつの編成で、シングル、ペア、チーム(国別対抗戦)、そして総合優勝を争う。過去、女子がシングル、ペアで金メダルを獲得したことはあったが、男子は個別のメダルさえかなわず、総合優勝というのはさらにハードルが高かった。
男子チームは、畦元隆成、林雄太、村松治樹、小川祐一郎という日本トップランクのメンバー。4回出場の小川以外は初出場だった。
男子はシングル最高位は第2ラウンド止まりだったが、ペア3位と8位、チーム2位、そして総合優勝(準優勝はウェールズ)を果たした。女子はシングル最高位がベスト32、ペア1位と16位、チーム8位で、総合準優勝(優勝はアイルランド)となった。
ユースはメダルに届かなかったが、2歳からダーツを始めた井出桃夏らが出場し、将来のスタープレーヤーへの可能性が見える内容だった。
林は「大会前、日本は世界から目を向けられてない存在でした。でも、僕が覚醒したので(笑い)、総合優勝できました。とはいえ、とても総合で勝てるとは思ってなかったです」と冗談を交え、喜びを語った。
また、畦元は「次のW杯は2027年のエジプトです。それまでトロフィーは日本にありますが、エジプト大会でもトロフィーを取り返してきますよ」と次を見据えた。
現地観戦したダーツ商品開発・販売を行う「L―style」広報の井手まり子氏は「(男子)4人それぞれが役割を果たし、チームとして勝つ理想的な形での勝利でした」と評した。












