マイケル・ジャクソンさんから性的虐待を受けたと主張する元少年2人が、マイケルさんの遺産管理団体を相手取って4億ドル(約595億円)の損害賠償を請求していることが分かった。米誌USウイークリーが24日、報じた。

 ダンサー兼振付師ウェイド・ロブソンさん(43)と俳優ジェームズ・セーフチャックさん(47)は、少年時代にマイケルさんから性的虐待を受けたと告発し、遺産管理団体「MJJプロダクションズ」と「MJJベンチャーズ」に対し民事裁判を続けている。これまで2人が求めている損害賠償額が明かされることはなかったが、4億ドルだということが判明した。

 この莫大な金額は9月15日に提出された法廷文書で明らかになった。マイケルさんの娘パリス・ジャクソン(27)が、遺産管理人が承認した弁護士費用支出の一部に強い疑問を抱き、弁護士費用の支払いに関する遺産管理人の権限を制限するよう裁判所に求めた法廷文書の中に記されている。

 USウイークリーが入手した文書によると、遺産管理人であるジョン・ブランカ氏とジョン・マクレイン氏は、遺産からすべての弁護士費用を支払わなければ、ロブソンさんとセーフチャックさんの訴訟に対応し続けることはほぼ不可能になるだろうと説明している。

 文書には「遺産は不履行に陥る可能性が高い…今後数か月にわたり多数の証言収集、証拠開示、その他の手続きが予定されているが、ロブソンとセーフチャックは4億ドルを求めている。この件で不履行となれば、遺産にとって破滅的な結果となるだろう」と記されている。

 ロブソンさんとセーフチャックさんは少年時代に、マイケルさんが所有していた邸宅兼テーマパーク「ネバーランド・ランチ」で性虐待被害を受けたと主張し、それぞれが2013年、14年に遺産管理団体を相手取り、提訴した。

 遺産管理団体は、ロブソンさんとセーフチャックさんの性的虐待疑惑を一貫して否定しており、広報担当者は24日に「この訴訟には根拠がなく、マイケルは無実です」と主張している。