アイドルグループ「Kis―My―Ft2」の千賀健永(けんと=34)、宮田俊哉(36)、二階堂高嗣(たかし=35)が25日、生バラエティー番組「ぽかぽか」(フジテレビ系)にゲスト出演。デビューからしばらく、横尾渉(39)を加えた彼らは「後ろの4人」と呼ばれ、フロントメンバーとの格差に悩んでいたという。

 11年、デビュー曲「Evertbody Go」でアイドルの登竜門「ミュージックステーション」(テレビ朝日系)に出演した時も露骨だった。フロントメンバー3人がキラキラした衣装なのに対し、後ろ4人は真っ黒。「衣装が、僕ら4人がジュニア(当時のジャニーズJr.)と一緒。何なら僕らがあずき色のシャツで、ジュニアが赤の衣装とかありました」と二階堂は振り返った。

 宮田は「床と同じ色の衣装着て…」と衣装の格差を例えた。千賀によれば「僕らは全くフィッティングがないので、当日(現場に)行って、『これで』って…」衣装を、渡されたという。しかも渡すスタッフは、両手の親指と人差し指で衣装をつまんで…。

 デビュー曲のMV(ミュージックビデオ)撮影も、彼らにとっては残念なものだった。千賀いわく「歌割りを見る感じで何となく分かるんスよ。〝あれ、僕たち歌割り少ないな〟と、〝衣装の色がおかしいな〟っていう…」。

〝歌割り少ない=カット割りも少ない〟で、千賀も当時は「ふてくされてるような感じだった」そうだが「唯一、自分がちゃんと抜かれるシーンが1コあった」という。メンバー7人(当時)が横に並び、カット割りなしのワンカメラで左から右へ順々に映していく、という場面だ。

 千賀は親御さんに「ちゃんとここは絶対に映るから見てほしい。できたら」と言っていたそう。ところがそのシーンではスモークが焚かれ、千賀たち4人はやや後ろに立たされたため、フロントメンバーほど顔がはっきり映らず。最後に映される宮田など、本人が「俺じゃなくていいし」とすねるほど、目鼻立ちすら確認できない。

「何なら僕が一番顔見えなかったじゃないですか。顔のシルエットだけだったじゃないですか。輪郭うっすら分かる程度だったんですけど、でもこのMV、これしか映ってないのに25時間とか26時間ぐらいかかかったんですよ」。こう明かす宮田は、これ以降のMV撮影が「すっごい憂鬱」だったそう。

 そんな悔しい昔話も、千賀は今や〝ネタ〟として活用しているという。

「大人になって、ちょっとこういうのが笑えてくるようになって、余裕が出てきた時に、カラオケに行ったりとか、目上の人とかいたりした時に、例えば『キスマイ歌ってよ』って言われた時に、『Evertbody Go』になるじゃないですか。(カラオケも)このミュージックビデオ流れるんですよ。で、普通に歌っても変な空気になるんですよ。でもそれを、ここのシーンが来た時に『あ、僕のアップが来るんで見てて下さい』って言って、『いきますよ、出ますよ~。は~全然映ってな~い!』(ってなり、)メチャメチャ盛り上がる」

 この「後ろの4人」は13年、派生ユニット「舞祭組(ブサイク)」を結成し、近年では個性を活かしバラエティー番組などで活躍するまでになった。