シンガー・ソングライターのピコ太郎が25日、大ヒット曲「PPAP」の10周年を盛り上げるスペシャル企画「Tottemo Release 80.8」を始動させた。

 世界的大ヒットを記録した「PPAP」が誕生してちょうど9年が経過した。同プロジェクトでは、10周年となる2026年8月までの一年間で合計80.8曲を発表する。この日は新曲「Shin-Pen-Pineapple-Apple-Pen」など計4曲をリリースした。

 途方もない企画に、当のピコ太郎本人もお手上げだ。数年前から楽曲制作自体は進んでいるというが「予想は、保たないと思うんですよ」とボヤいた。どれだけ企画が進んでいるのか自身でも把握できず「『今の進捗を教えて』ってスタッフに言うんですけど、『知らないよ、お前の頭の中なんて』って返されるんです。もう僕も分からなくなっちゃってるので」と困り顔。「ここまで数作らなくても。ビッグダディかよって話」と自らつっこんだ。

 80曲はいざしらず、目を引くのは端数の0.8曲だ。「1曲という概念を見つめ直しませんか」という考えから生まれたと鼻高々に説明したものの、報道陣の顔色をうかがい真面目モードに。「正直に話しますと、どうしてもTR-808にちなみたかったんですね。それでさすがに808曲は無理だって時に0.8曲って面白いと思ったんですよ」と説明した。

 TR-808はPPAPにもその音源を使用した愛用のリズムマシン。リスペクトを込めて、同機器にちなんだ数字を採用したという。「ふさけすぎだろって怒ってください」と笑った。

 プロジェクトを完遂し10周年を迎えたその先に見据えるものは、本人にも分からない。「何か目標があってPPAP作ったと思いますか?」とふんぞり返ると「想像するのはやめました。どこに向かうのかは、皆さんが見届けてください」と世界中のファンに呼びかけた。