ボートレースとこなめの「ヴィーナスシリーズ第11戦常滑シンデレラカップ」の優勝戦が行われ、3号艇・中田夕貴が1着。2021年10月の桐生以来3年10か月ぶり2回目の優勝を飾った。なお1号艇の高田ひかるはコンマ02のFに散った。

「やったぁ~、うれしいです」。久々の優勝に笑顔がはじけた。ピットに帰投すると4着でゴールした師匠・浜田亜理沙とハイタッチ。師匠からは「おめでとう!」と声をかけられた。

 本来なら一度、ピットに戻って救助艇に乗り換えてウイニングランを行う予定だったが、そのまま自らの操縦でスタンド前を疾走する〝セルフ・ウイニングラン〟でファンの声援に応えた。「ウイニングランがあるというのは聞いていたんですけど…。救助艇か、自分で回るのか、どっちかなと思ってピットの方を見たんですけど、よく分からなくて、そのまま行っちゃいました」と照れ臭そうに振り返った。

 レースは冷静沈着だった。「展示でFを切っていたけど、同じタイミングで起こしていたので、早いと思ってスリット手前で放りました。Sは入っていると思っていた」と確信を持ってスリットを越えると、1Mは高田が先行しているのを確認して握って2番手に浮上。その高田がFで戦線離脱したため先頭に立ち、そのままゴールを駆け抜けた。

「期初め(5月1日)のFでS行けなくなって、納得の行くレースができなくて、悔しい思いが続いていた。もう優勝できないかも…と思ったこともあったので、本当にうれしいです。これがきっかけになれば…」と、この久々Vを契機に、逆襲に転じることを誓った。