ボートレース浜名湖のプレミアムGⅠ「第39回レディースチャンピオン」(優勝賞金1300万円)は11日、優勝戦が行われた。5メートルの向かい風が吹き、安定板装着で行われた決戦は、イン先マイに成功した鎌倉涼(36=大阪)が、逆転を狙って2番手から迫り来る遠藤エミを振り切って先頭でゴール。通算22回目の優勝は、うれしいGⅠ初Vとなった。
平山智加は予選トップ通過を果たしながら、スタートで後手に回った準優で悔しい2着。その汚名返上へ、平山はカドからコンマ07の好スタートを決めたが、松尾夏海に先に握られて差しに切り替えるしかない。攻めた松尾も外に流れ、1号艇・鎌倉がイン先マイから後続を引き離しにかかる。
ところが、2Mで平山との2着争いにケリをつけた遠藤がうなりをあげて猛追。〝隙あらば逆転〟と鎌倉に迫る。機歴平凡な鎌倉の26号機に対し、遠藤の13号機は折り紙つきの好素性機。現役最強女子がエンジンを仕上げた時の迫力はとんでもなかった。
ワンミスで栄冠の行方が変わる緊迫した道中戦となったが、約10年ぶりのGⅠ優勝戦とはいえ、鎌倉とて〝腕に覚えあり〟の選手。最後まで遠藤の逆転を許さなかった。
「エンジンのパーセント(2連率28%)を考えれば十分な仕上がりだったけど、エミちゃんがすごかったので、3周が早く終わらないかな」と道中はドキドキだったが「風向きと強さが気になった。絶対にフライングは切れないので…。(準優の)コンマ01を反省しながら」とコンマ14のスタートは会心だった。
GⅠ優出から遠ざかった10年間に結婚、出産を経験し「仕事と育児の両立はすごく大変だと実感しています。でも、子供が一番応援してくれるので…。大会前に子供が折り紙でお守りを作ってくれて、それが効果絶大でしたね(笑い)」とプロペラのゲージを持たせてくれた夫・深谷知博や家族に笑顔で感謝した。
暮れの大一番・大村クイーンズクライマックスへ――。「そこに向けてリズムを上げたい」と涼やかに決意を述べた。












