〝走り屋〟漫画「頭文字D(イニシャルD)」の連載開始30周年を記念し、富士スピードウェイ(静岡県)で9月13~14日に公式イベント「頭文字D 30th Anniversary 2days」が開かれる。その開催を記念し都内で6日、〝イニD〟ファンの「アンガールズ」田中卓志(49)を招きイベントが行われた。

 主人公・藤原拓海が乗るトヨタ車の通称が「ハチロク」ということで、8月6日のイベント開催に。田中は拓海の格好をまね、グッズの靴下をはき〝イニD愛〟を爆発させた。

 連載開始当時、田中は一浪し大学に入ったばかり。免許を取り、車は友人からシビックを譲ってもらった。その友人がイニD好きで、タイヤのホイールもハチロクぽくしていた。彼の影響で田中は漫画にも入っていき、イニDファンに。車は「普通にまっすぐ運転してただけ」というが、今回のイベント出演には感動しきりで「その友達に来週会うんで、報告したいと思います」。

 家にはイニDグッズがあり、パジャマもイニD、未開封のTシャツも。2年半ほど前に結婚した夫人は、新しいグッズが出ると「これ買う?」と教えてくれるんだそう。「もうだいぶ、頭文字Dの教育はしてます。染まりつつあります」。その夫人への〝イニD教育〟は結婚当初からで、夫人を連れ広島の実家に帰った時のこんなエピソードを明かした。

「広島空港からレンタカーで帰るんですけど、山の上にある家なんでず~っと帰り道がグネグネグネグネの道なんスよ。で、そこでまぁ奥さんに『頭文字Dって作品があって、その感じに似てるなぁ』みたいな…。軽自動車で帰ってるんですけど。(奥さんは)『そんな作品あるんだ』と。教えてたんですよ」

 実家に到着し、田中は先にキッチンへ。すると、田中の父親に挨拶しに行った夫人が「ちょっと来て」と走って来た。

「行ったら、お父さんが頭文字Dのトレーナー着てて、『どうしたの? それ、頭文字Dじゃん』って言ったら、(父親は)『そうなの? 知らないけど。車がええのう思って買うたんよ』。普通に車の絵がカッコイイと思って、買って着てただけなんですよね。でもお父さん、ホント昔、マツダで働いてたので、車ってものには興味あって、そういうトレーナー着てたんですけど、メチャクチャ衝撃受けましたね」

 大学の友人や妻、そして父親と、イニDの縁で繋がっていた田中。屋外に用意されたハチロクの前では、拓海になりきっていた。