【渡辺ありさの界隈ウォッチ】フリーライターの渡辺ありさがさまざまな界隈をウオッチする当連載。今回は“酒クズ界隈”をお届けします。一般的に「酒クズ」とは、酒に酔って不適切な言動をする人のこと。ネガティブなイメージですが、界隈をのぞくと決してそれだけではないようです。そこで今回は、グラドル兼ライターで自称・酒クズの吉沢さりぃさんにお話をうかがいました。

 ――吉沢さんが思う酒クズとは

 吉沢 シンプルに酒グセが悪く、酒で何かを失っている人のことを指します。何度もお酒で失敗しているのに、結局飲んでしまうのがクズの証拠ですね。

――普段の飲酒量はどのくらい

 吉沢 1日500ミリリットルの無糖缶チューハイ(アルコール度数7%)を最低1本、多いときで2リットル。調子がよければ週7で飲んでます。日本酒やワインも好きですが、家でボトルを抱えて飲むのはわびしいので缶チューハイにしています。

 ――どうしても飲んでしまうのはなぜ

 吉沢 仕事で行き詰まったときとか…あとは一日の終わりにどうしてもプシュッとやってしまいます。昼から飲んで、部屋の中で転がってることも。

 ――飲まなかった時期もある

 吉沢 もちろん、あります。その代わり、居酒屋でノンアルコールビールをがぶがぶ飲んでいました。ノンアルって、そもそもの仕入れ数が少ないので、私が店のノンアルを枯らしてしまうことも多々ありましたね(笑い)。

 ――自分を酒クズだと思う瞬間とは

 吉沢 たくさんありますが…朝5時くらいまで一人で飲んで、トイレで吐いてたりすると「クズだな」と思いますね。でも、若い頃はもっとひどいものでした。

 ――例えば

 吉沢 10年前に「ミスFLASH2016」を受けたときのこと。公開面接の2時間前まで飲んじゃって、眠すぎて目が開かず、声もガサガサ。最悪のコンディションで臨みました。しかも、当時30歳だった私の次に面接を受けた子がピチピチの16歳で…。あと、若い頃すごく貧乏でエアコンを設置できずに冬場はドライヤーを自分にかけて暖を取っていたんです。でも、ドライヤーを当てながら飲んでしまい、酔ってそのまま寝落ちしちゃって。気づいたら足に大きな水ぶくれができるほどのやけどを負っていました。

 ――なかなかのクズっぷりだ

 吉沢 昔、マンションの902号室に住んでいたのですが、酔っ払って帰宅したら、自分の部屋から知らない女性が出てきたこともありました。しかも「あんた誰? もしかして○○の女?」と言われ、いきなりタックルされて。こっちもムカついて「おめえこそ、誰だよ!」と応戦してケンカに。でも何かがおかしいと思い、部屋番号を見たら、そこは702号室。私がエレベーターのボタンを押し間違えてたみたいで(笑い)。後から知ったのですが、そこはホストが女性を連れ込むための部屋だったらしく、女性からはかぶりの客だと思われてしまったようです。あれは気まずかった。

 ――なぜそんなに飲んでしまう

 吉沢 逆にこっちが知りたいですよ。酒を飲まなかった翌日は体調がいいし、ごはんもおいしいのに、なぜかその日の夕方には飲みたくなってます。

――酒クズで良かったこと

 吉沢 酒は手軽に自己完結できる逃げ道になる。何もなかったらつらかったと思います。また、酒クズ界隈の仲間は、どんな事情を抱えても今まで通り飲みに付き合ってくれる。私がなかなか外で飲めなかったりすると、みんな自宅まで遊びに来てくれます。

 ――肝臓は大丈夫か

 吉沢 実は、肝臓の数値はめちゃくちゃいいんですよ。医師には「下戸の人の数字」と言われるほど。でも、周囲に心配をかけたくないので健康には気をつけたいです。

 ――酒クズ界隈へひと言

 吉沢 酒で失ったものも多いけど、得たものもたくさんある。酒クズの友達とは、意外と長く続いたりするものです。そして酔っ払いエピソードは一番のツマミになるので、これからも楽しく飲み続けましょう!