米人気ラッパーのディディとして知られる大物音楽プロデューサーのショーン・コムズ被告(55)の性的人身売買罪と恐喝罪などの刑事裁判で14日、元恋人で歌手のキャシー・ベンチュラ(38)が「コムズ被告相手の民事訴訟で2000万ドル(約29億3000)の和解金を手にしていた」ことを明かした。

 ベンチュラは2023年11月にコムズ被告を相手取った民事訴訟で、2000万ドルの和解金を手にしたという。これまで知られていなかった2000万ドルという数字は、ベンチュラがコムズ被告に対する刑事告訴につながった民事訴訟について検察官から質問を受けた際、明らかになった。

 エミリー・ジョンソン検察官は「誰があなたに2000万ドルを払ったのですか?」と、主要証人のベンチュラに尋ねた。

 ベンチュラは「ショーンと彼の会社です」と答えた。

 ベンチュラは、コムズ被告から10年以上にわたりレイプおよび身体的虐待を受けたとして、2023年11月16日に訴訟を起こした。2005年に出会った直後から2018年まで、コムズ被告が定期的にベンチュラに対し薬物使用を強制し、男性売春婦との性行為を強要し、強姦し、暴行を加えたと主張していた。

 2018年にベンチュラはコムズ被告に別れを切り出したが、コムズ被告は最後にもう一度レイプしたと主張した。ベンチュラの主張は連邦政府がコムズ被告に対する捜査を開始するきっかけとなった。この民事訴訟はわずか1日で和解したが、この日まで2000万ドルという金額は秘密にされていた。

 尚、コムズ被告は一貫して無罪を主張している。