俳優の浦井健治(43)と小池徹平(39)が1日、都内で行われたW主演を務めるミュージカル「ある男」の製作発表会見に出席した。

 同作は読売文学賞を受賞し、映画化もされた人間の存在の根源と、この世界の真実を描く平野啓一郎氏による長編小説を原作。世界初のオリジナルミュージカルとして上演され、浦井は弁護士の城戸章良を、小池はある男・Xを演じる。

 まずは2人が劇中歌「暗闇の中へ」を初披露。その後、共演者の濱田めぐみ、ソニン、上原理生、上川一哉、知念里奈、鹿賀丈史、脚本・演出の瀬戸山美咲氏と会見した。

 浦井は「原作を通して、家族の意味を学んだ。家族というものは共に過ごした時間こそが、家族になっていくことも感じさせていただいた」と作品から受けたメッセージ性を語り、「僕はこの(ミュージカルの)カンパニーも家族みたいだと思っていて。いろんな作品で出会いと別れを繰り返しながら一緒に切磋琢磨している力強い方々とご一緒できることを幸せに思いながら今回も挑めたらと思っております」と決意を明かした。
 
 会見には原作者の平野氏も駆けつけ、初のミュージカル化への大きな期待を告白。小池は「すごくありがたいお言葉をいただいて安心するとともに、いい意味で若干のプレッシャーもいただきました。僕たちも気を引き締めて、初演のミュージカルになりますので0から1、1から10にしてすてきな作品を届けられるよう精一杯思いを込めて作っていきます」と誓った。

 また、2人は2015年に初演され、17年に再演された「デスノート THE MUSICAL」以来、約8年ぶりに共演ともなる。久しぶりに出会った印象を聞かれると、小池は「健ちゃんは見た目は変わってない印象があるのですけど」と切り出すと、浦井は「徹平もだよ!」と驚く。小池は笑顔で「見た目は変わってないのに、なんかやってることがどんどんチャレンジャーになって、役の幅もどんどんすごく広くなっている。難しい役どころですけど、健ちゃんならすごく丁寧に問題を投げかけたり、一緒に考えたりいろんなアプローチができる」と信頼を寄せ、浦井は思わず「プレッシャーです」と苦笑いした。

 さらに、小池は「健ちゃんとやる時は、アルファベットの名前の役が多いな」と明かすと、会場からは笑いが起きる。続けて「『デスノート』は『L』と呼ばれて、今回は『X』って呼ばれていて。なんでアルファベットなんだろうって偶然もありつつ、これも何かの縁かなと思いながら、非常に楽しみにしております」と期待に胸を膨らませた。

 同公演は8月4日から17日まで東京豊島区の東京建物 Brilia HALLで上演。その後は広島、愛知、福岡、大阪でも上演される。