フジテレビは元タレントの中居正広氏の女性トラブル対応で批判された問題で31日午後、第三者委員会の調査報告書を公表する。〝フジのドン〟日枝久氏(87)が取締役相談役を退任するなどして経営体制の刷新を図っているが、足元では女性アナウンサーの流出が止まらない。特に岸本理沙アナ(25)は2000年以降の入社組で〝最短退社〟だとして社内が揺れている。

 フジは31日午後、第三者委の報告書を公表し、同委とフジの清水賢治社長がそれぞれ記者会見する。日枝氏はすでに取締役を退任し、記者会見で会社の〝再生〟を印象付けたいが、足元はおぼつかない。椿原慶子(39)、永島優美(33)両アナウンサーが同日付で退社。若手のホープの岸本アナは6月いっぱいで退社する。

「4月から働けることが楽しみで仕方ありません」「早くお役に立てるように精進いたします」

 フジに22年に入社した新入社員の自己紹介資料が今、同社内で出回っており、当時新人の岸本アナはこう記して意気込んでいた。フジ社員の話。

「岸本は3年とちょっとで退社することになり、社内では〝我々の会社でもついにそういう時代がきたか…〟と話題になっています。女性アナでは00年以降の入社組で最短退社になるので」

 21年3月に大学を卒業した人の就職後3年以内の離職率(昨年10月に厚生労働省発表)は、前年比で2・6ポイント増の34・9%。近年指摘されている通り、3人に1人が離職していることが改めて浮かび上がった。

 岸本アナの3年3か月での退社は、00年以降の入社組では最短。00年より前の入社組では、大橋マキさん(48=現アロマセラピスト)が丸2年で退社(1999年入社→01年3月退社)して非常に珍しいと当時、驚かれたが、それに次ぐスピード退社だ。

 岸本アナは退社に際し、「番組を通じてさまざまな業界、専門分野の方とお会いする中で、1年ほど前から国内外の企業経営の仕事に関心を持ち始めました」「退職後は他の企業に籍を置き、自分の目指す道を全うすべく精進してまいります」などとコメントを寄せている。

 22年の新入社員の資料の自己紹介では、幼少期に住んだ海外で触れた大自然が好きだと告白。日本に帰国した後の慶応大経済学部時代には「環境経済学」を専攻していたとしている。

「中居氏や会社(フジ)の一連の問題が、岸本の退社の一因になったのでは…と社内で指摘されています。ただ、いずれにしても学生時代から会社経営に興味があったのは確かなようです」(前出社員)

 フジはバラエティーやドラマを重視し、女性アナを担ぎ出して一時代を築いたが、一連の問題でイメージは失墜した。31日の記者会見を機に名誉挽回できるか。