【女子ボートレーサー・インタビュー 刑部亜里紗(27=静岡)前編】

 ――昨年4月6日のからつ3日目2Rで、レースタイム1分47秒0をマーク。これが選出期間のからつ最速タイムとなり、地元・浜名湖の新設PGⅠ「第1回スピードクイーンクライマックス」出場につながった

 刑部 初めて聞いた時はからつで1位なの?って感じでした。タイムは全然意識してなかったけど、1コースを取られそうになったのは鮮明に覚えてます。

 ――選出期間内には三国2位、徳山3位、住之江5位と上位タイムを記録。この上位5位までの順位ポイント合計で優先出場順位4位となり、初日ドリーム戦に4号艇で出場する

 刑部 2節前の浜名湖でのFが悔しい。4カド一気で行きたかった…。その分は調整でカバーしたい。

 ――地元のアドバンテージもある

 刑部 走り方とかターンマークの距離感とかは、自分が一番強いと思う。そこを武器にして、追い風でも1Mビビらずに握って行きたい。

 ――大会に向けて意気込みを

 刑部 浜名湖は応援してくださる人がたくさんいて力になる。まだ優勝したことないけど、狙うは優勝。準優は最低条件で乗りたいです。

 ――120期の石原翼選手との結婚を発表した

 刑部 昨年の12月7日に、ディズニーシーのホテルで式を挙げました。レースの話はメチャクチャするわけじゃないですね。終わったその日にするくらいです。夫婦でA1になって、師匠と3人で記念を走りたいです。

刑部亜里紗の夫で、120期の石原翼
刑部亜里紗の夫で、120期の石原翼

 ――印象に残ってる自分のレースは

 刑部 若松で、ほぼ6コースだけで予選突破した節です。

 ――2023年2月の若松ミッドナイトで9戦中8戦が6コース。節一級の伸び足で節間9戦3勝3着4回

 刑部 すごく自信になりました。あと、とこなめでダンナと大接戦したレースです

 ――2023年1月15日とこなめ3R、石原選手がカドからまくり差して1着、刑部選手は6コースから3着だった

 刑部 1周1M、2Mと、いい攻防ができました。今後ダンナとレースするのは、あまりないと思うんで。

 ――選手になったきっかけは

 刑部 大学4年生の時にボートレース浜名湖に行ったんですよ。1Mで見てて6艇の音や水しぶき、スピードに圧倒されて、選手になることを目指しました。もともとスポーツに関わりのある仕事をしたかったというのもありました。

 ――愛知学院大学の心身科学部健康科学科を卒業

 刑部 保健体育の教員を目指していました。中学・高校の保健体育と小学校の全科目の免許を持っています。選手になってなかったら、高校の保険体育の先生になっていたかな。公務員になって将来の安定を考えていました。

 ――スポーツ歴は

 刑部 柔道をやっていたんですよ。三段を持っています。おじいちゃん、お父さんが通ってた道場に行ってました。小学3年生で初めて高3まで現役。大学の時は道場で小学生を教えていましたね。

 ――柔道の実績は

 刑部 高3の時に静岡県の西部大会で優勝しました。県大会ではベスト8。得意技は背負い投げです。

 ――運動神経は良かった

 刑部 走ったりとか体を使うのが好きです。逆に道具やボールを使うのは苦手ですが…。

 ――柔道の経験はボートレースに生きている

 刑部 体幹がすごい生きてるかな。コケないとか。舟が安定してるかは分かりませんが…。