昨年1月に死去した日本ボクシング連盟元会長の山根明さんが生前出演した映画「On Air―A Movie Making Disaster」の日本初公開イベントが16日、大阪市内で行われた。

 同作はオーストラリア人のポーズ・オズ氏、三河宏輔氏が監督を務めた日豪合作のコメディー映画。大阪を舞台に山根さんが経営難のFM局の「怖い理事長役」を演じていた。

 イベントにはポール氏、山根さんが設立したボクシング団体「ワールド・ヤマネ・ボクシング・チャンピオンシップ(WYBC)」代表の高橋知哉、山根会長を偲ぶ会の実行委員長を務めた橋本光司氏が出席した。

 作品自体は昨年1月までに完成。山根さんはショートバージョンを鑑賞していたという。「山根さんは感情を表に出すタイプではないが、それでもこの映画をすごい喜んでくれた。オーストラリアでのプロモーションをどうするかの話をしていた矢先にお亡くなりになった」(ポール氏)

 昨年は喪に服し、日本での公開は今回が初となった。「(キャスティングで)日本人の強いボス役を探していて、山根さんはピッタリだった。イメージは強くて怖いが、実際に会うと本当に見た目とは違って、紳士的で心の優しい人でした」(ポール氏)

 高橋は「今でも(山根さんから)電話がかかってきそうな気がする。亡くなる前もずっと一緒にいたが、ほんまに死ぬなんか思ってなかった」と山根さんを偲んだ。