〝女芸人マニア〟として知られているお笑いコンビ「馬鹿よ貴方は」の新道竜巳が、これから〝馬鹿売れ〟しそうな女芸人を紹介するこの連載。今回は、女芸人№1決定戦「THE W」で「決勝になぜ進出できないか分からない」と新道が言う、実力派女性コンビを紹介する――。
【プロフィル】
コンビ名:大吟嬢
結成:2014年2月17日
所属事務所:松竹芸能
立ち位置左:五島麻依子
生年月日:1988年5月11日
出身:神奈川県
立ち位置右:浅川琴音
生年月日:1992年5月22日
出身:栃木県
2人とも結婚している〝既婚者コンビ〟です。結婚すると活動ペースがガクンと落ちる女性コンビをこれまで山ほど見てきましたが、この2人は超人です。全くペースが落ちることがなく、現在も精力的に活動しております。
関東のライブシーンでは、実力のある女芸人として目立つ存在です。ライブにもガンガン出演していて実力は十分なのに「THE W」で準決勝まで勝ち進んだことは1度しかありません。「THE W」の予選は毎年、ほとんど全部見に行っている私ですが、大吟嬢さんが調子悪かったところは見たことない。毎回とてもウケています。私の主催ライブに出演していただいた時も、毎回しっかりとウケている印象です。
トークもしっかりしているし、漫才もすごく面白い。MCを任せても安心できる。まるで事務所の先輩であるなすなかにしさんを見ているようでもあります。周りから実力を認められているのに、賞レースでは勝ち上がれずにずっと売れない時間が続いていた。時間がかかるかもしれませんが、大吟嬢さんもなすなかにしさんのようにブレークする日は必ずやってくると思います。
こんな2人に私が直接話を聞いてみました。
――お笑いを始めるきっかけは?
浅川 女優さんや声優さんなど、芸能に関する仕事をしたいと考えていた時、芸人という職業ならそれら全てをできるのではと思い、「まずは遊びから!」とお笑いの世界に入ってみることにしたのがきっかけでございます。
五島 当時大好きだったパンクブーブーさんが審査員をやっていた「M―1甲子園」という大会に出て、ホメられて調子こきました。
――浅川さんは一時、アイドルとして活動していたが、お笑い芸人に戻ってきた経緯は?
浅川 アイドル(謎解きRPGアイドル)前のお笑い芸人は遊びの一環でしたの。アイドルは初めから期限付きの活動でございまして、活動が始まる前に将来の展望をプロデューサーに聞かれた際、遊びの一環であったはずのお笑いへ強い気持ちがあることに気が付き、卒業後は本格的にお笑い芸人を目指すことを決めて活動を始めました。ファンの方々にも始めから全てを説明した上での活動でしたので、アイドルからお笑い芸人への転身は、悩むことなく進むことができましたわ。
――五島さんがお笑いを続けている理由は?
五島 楽しすぎて他に続けられそうなことがねぇです。動物に関わる仕事かお笑いかを試してきた人生だけど、動物を仕事にしてみたら大変だったので。
――お互い結婚をしているのに、お笑いの活動をガンガンやっている秘訣は?
浅川 お笑いをやめないという強い意志と、夫の弱みを握る努力が秘訣ですわ。強い意志だけではなく、夫が何かのきっかけで異議を申し立ててきた際に口をふさぐ手だてを用意しておきませんと家庭が崩壊してしまう可能性がありますから。
五島 旦那ができた人間なので、応援してくれてるから何も問題ないし、出演したテレビとかは2人で見られるんで幸せです。
――好きな芸人は
浅川 稼いでいない先輩方全員が好きですわ。
五島 ラーメンズさん。旦那をお笑い好きにしてくれた方々なので!
いずれは絶対に売れるであろうコンビなので、気軽にライブで見られるのは今だけかもしれません。
☆しんどう・たつみ 1977年4月15日生まれ、千葉県出身、本名・濱島英治郎。平井“ファラオ”光と組む「馬鹿よ貴方は」として「THE MANZAI」「M―1グランプリ」で決勝進出を果たした実力派。緻密なネタ作りに定評がある一方、女芸人ナンバーワン決定戦「THE W」では、予選会場に足しげく通い、ほとんどの出場者のネタを見るほどの“女芸人マニア”。












